サイバーエージェントは6月23日、人工知能(AI)を活用して、配信前のWebサイトの広告効果を予測するサービス「極予測LP(キワミヨソクエルピー)」の提供を開始すると発表した。検索連動型広告におけるCVR(Conversion Rate)改善につなげる。

  • 極予測LP サービス概要

同サービスは、AIで配信前に広告効果を予測し、予測値の高いランディングページ(ユーザーが最初に訪れるWebページ)を広告グループごとに制作する。広告効果がでた時のみ制作費がかかる成功報酬型のサービスだ。

具体的には、流入元となる検索連動型広告で配信されている各アドグループにあわせてランディングページの個別最適化を行う。各アドグループにおいて、現在配信中で最も効果が出ている既存ランディングページに対し、同サービスで制作したランディングページのCVR効果予測値を競わせ、既存よりも予測値が上回った新クリエイティブのみを配信するという仕組み。

また、ランディングページ制作後は、同社のサーバーでページの公開までを行い、広告主側のコーディングやサーバーアップなどの作業が不要となり、制作から配信開始までの時間を3日程度に短縮することが可能だという。

同社が実施した先行テストでは、「極予測LP」にて制作したランディングページにおいて、既存ランディングページと比較し、最大134%CVRが改善したという結果が出たとのこと。同社は年内に100件の導入を目指す方針だ。