Firebirdプロジェクトは6月1日(米国時間)、「Firebird: Firebird 4.0 is released」においてオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)「Firebird」の最新版となる「Firebird 4.0」をリリースしたと伝えた。Firebird 4.0では、新しいデータ型の追加、組込みの論理レプリケーション機能の追加などの改善が行われている。

Firefox 4.0における新機能を含めたすべての変更点は次のリリースノートにまとめられている。

  • Firebird 4.0 Release Notes

    Firebird 4.0 Release Notes

主な変更点としては、以下が挙げられている。

  • 組み込みの論理レプリケーション機能
  • メタデータ識別子の長さを最大63文字に拡張
  • INT128およびDECFLOATデータ型の追加
  • NUMERICおよびDECIMALデータ型の精度の向上
  • インターナショナルタイムゾーンのサポート
  • 接続とステートメントのタイムアウトの設定
  • 外部接続のプーリングのサポート
  • APIによるバッチ操作の実行
  • 組込みの暗号化機能
  • 新しいシステムと監視テーブルを備えたODSバージョン13のサポート
  • 最大ページサイズを32KBに拡張

データ型を含む多くの拡張が行われているにもかかわらず、アーキテクチャや操作については根本的な変更が加えられておらず、旧バージョンとの整合性が保たれている点が大きな特徴だという。

Firefox 4.0はWindowsとLinux、Androidの各プラットフォーム向けのバイナリが提供されており、下記サイトよりダウンロードすることができる。