Python Software Foundationは4月29日(米国時間)、「Python Software Foundation News: Welcoming Microsoft as a Visionary Sponsor」において、MicrosoftがビジョナリースポンサーとしてPython Software Foundationへのサポートを強化したと伝えた。Microsoftからのスポンサーシップ資金は、特にPaging Working Groupと協力しながらPyPIおよびパッケージングエコシステムを改善するために使われるという。

  • Python Software Foundation News: Welcoming Microsoft as a Visionary Sponsor

    Python Software Foundation News: Welcoming Microsoft as a Visionary Sponsor

Microsoftはこれまでも、米国のPyConや各国で開催されるPythonイベントのスポンサーとして開催を支援するなど、Pythonを取り巻くエコシステムやコミュニティを支援する取り組みを行っている。また、MicrosoftはCPythonおよびPython Steering Councilの業務に従事する複数の開発者を雇用しており、PEPの作成者としても重要な貢献をしている。また最近では、MicrosoftはGuido van Rossum氏をディスティングイッシュト・エンジニアとして雇用しており、CPythonのパフォーマンス改善へ向けた取り組みも行っている。

そのほか、MicrosoftはWindows、Visual Studio Code、GitHub、Microsoft AzureなどにおいてPythonのサポートを進めており、世界中のPython開発者が同社の取り組みの恩恵を受けているとされている。Microsoftは2006年からPython Software Foundationとのサポート関係を続けている。

こうしたMicrosoftによるオープンソース・プロジェクトの支援はPythonに限った話ではない。Microsoftは人気の高いオープンソース・プロジェクトを積極的に支援しており、Pythonへの支援もそうした活動の一環となっている。