米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は4月27日(米国時間)、「Apple Releases Security Updates|CISA」において、Appleが同4月26日にmacOSやiOS、iPadOSなどの複数製品に対して脆弱性を修正するためのアップデートをリリースしたと伝えた。脆弱性の影響は製品によって異なるが、アップデートせずに放置しておくと、悪意を持った第三者によって任意のコード実行や機密情報へのアクセス、サービス拒否妨害などが行われる危険性がある。

Apple製ソフトウェアのセキュリティアップデートに関する情報は次のページで公開される。

  • Apple セキュリティアップデート

    Apple セキュリティアップデート

4月26日付けでリリースされたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • macOS Big Sur 11.3
  • セキュリティアップデート 2021-002 Catalina
  • セキュリティアップデート 2021-003 Mojave
  • iOS 14.5 および iPadOS 14.5
  • watchOS 7.4
  • tvOS 14.5
  • Safari 14.1
  • Xcode 12.5
  • Windows 用 iCloud 12.3

各プロダクトにおいて修正された脆弱性については、それぞれ以下のリリースノートにまとめられている。

プロダクトによっては、今回のアップデートに新たに発売されたAirTagへの対応をはじめとする多くの新機能が追加されている。セキュリティ修正以外の変更点に関する情報は、各プロダクトのリリースノートを参照いただきたい。

  • macOS Big Surにおけるソフトウェアアップデート通知

    macOS Big Surにおけるソフトウェアアップデート通知