Microsoftは4月26日(米国時間)、「.NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022」において、次のバージョンの.NET Frameworkが2022年4月26日をもってサポート終了になると伝えた。この日以降、次のバージョンに対してはセキュリティ修正を含むテクニカルサポートが提供されなくなる。

  • .NET Framework 4.5.2
  • .NET Framework 4.6
  • .NET Framework 4.6.1
  • .NET Framework 4.5.2、4.6、4.6.1 will reach End of Support on April 26、2022

    .NET Framework 4.5.2, 4.6, 4.6.1 will reach End of Support on April 26, 2022

Microsoftは該当するプロダクトおよびバージョンを使っているユーザーに対し、サポートが終了する2022年4月26日よりも前の段階で少なくとも次のプロダクトへアップデートすることを推奨している。

  • .NET Framework 4.6.2

.NET Framework 3.5 SP1を含むその他の.NET Frameworkバージョンのサポートスケジュールに変更はなく、今後も引き続きサポートが提供される。

今回の変更の背景には、これまでの.NET Frameworkが安全とはいえないSHA-1 (Secure Hash Algorithm 1)を使った証明書を使ってデジタル署名されていたことがあるとされている。MicrosoftはSHA-1を使用したデジタル証明書で署名されたコンテンツを廃止するとしており、今回のEoLもこれが理由となっている。さまざまな調査の結果、.NET Framework 4.6.2以降を対象とすることで、サポートと労力の最適なバランスを取ることができると判断したと説明している。

なお、アップグレードにあたってアプリケーションを再コンパイルする必要はないという。サポート終了まであと1年あるが、サポートの終了が予定されているプロダクトを使用している場合は、可能な限り早い段階で試験を行い、.NET Framework 4.6.2以降のバージョンへアップデートすることが望まれる。