3月23日早朝から発生している、Androidアプリが一部の環境で強制終了する問題について、GoogleはAndroidのWebView機能の不具合が原因であるとコメントした。WebViewの問題は修正されており、アプリが起動しないなどの影響が出ているユーザーは、Google Play経由でWebViewアプリおよび、Google Chromeアプリを更新することで解消するとしている。

  • Pixel 4a (5G)で表示した、Google Play上のWebViewアプリ。最終更新は3月22日と表示されているが、Web版のGoogle Playでは3月23日となっている。更新ボタンを押すとアップデートされる

AndroidのWebViewアプリは、Android端末にプリインストールされているシステムコンポーネントの1つ。AndroidアプリでWebコンテンツを表示するときに使われるもので、サードパーティアプリがブラウザを使わずWebコンテンツを表示できるようにしている。3月23日時点の最新バージョンは89.0.4389.105。

Googleサービスのパフォーマンス情報を確認できる「Google Workspace ステータス ダッシュボード」では、15時18分頃に障害情報が更新され、Gmailアプリの障害が解消されたと案内された。こちらでも、AndroidのWebViewアプリとChromeアプリを更新することで、一連の問題が解消するとしている。