米Instagramは現地時間3月1日、最大4人でライブ配信できる新機能「ライブルーム」の導入を発表した。今後数週間のうちに、日本を含む世界各国で開始となる。

  • 新機能「ライブルーム」イメージ

    新機能「ライブルーム」イメージ

これまで、ライブ配信を最初に始めた利用者(ホスト)が招待できる人数は最大1人までだった。今回のライブルーム機能では、ホストが招待可能なゲストの数が最大3人に増える。ライブルーム機能は2020年秋からインドとインドネシアでテストを行っていたもので、今回全世界に向けてリリースされる。

ライブルーム機能によって、トークショーやポッドキャストをする、他のアーティストやバンドメンバーと音楽セッションするなど、これまで以上にクリエイティブな方法でのライブ配信機能を提供。クリエイターは自身のファンに加えてゲストのフォロワーにもリーチすることで、新たなファンの獲得にもつながる。

また、2020年10月から日本国内でもテストが行われている「バッジ機能」がライブルームでも使える。視聴者が120円・250円・610円(いずれも税込/米ドルでは$0.99・$1.99・$4.99)のバッジを購入することで、ライブ配信を収益化。ただし、ライブルームでバッジ機能を利用できるのはホストのみ。

Instagramは、新機能によって利用者の安全が脅かされることのないよう配慮していると強調。例えば、「ホストは特定のアカウントをブロックしているが、一緒にライブ配信しているゲストはブロックしていなかった」場合でも、ホストがブロックしているアカウントはライブ動画に参加できない。そのほか、過去にコミュニティガイドラインに違反してライブ機能にアクセス不可となった利用者は、新機能の実装で制限が外れることはなく、ライブルームにも同様に参加できない。