BetaNewsは2月16日(米国時間)、「KB4535680 update is causing BitLocker problems in Windows 10」において、先月提供が開始されたWindowsのKB4535680アップデートを適用したユーザーからBitLockerに関する問題が報告されていると伝えた。

このアップデートはSecure Boot DBXに関する問題を修正する目的で2021年1月12日に提供が開始されたが、このアップデートを適用したユーザから、アップデートを適用したことでBitLockerのリカバリーがトリガされるという問題が指摘されている。

KB4535680に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Security update for Secure Boot DBX: January 12、2021

    Security update for Secure Boot DBX: January 12, 2021

KB4535680は提供が開始されてから1カ月以上が経過しているが、システム管理者が更新プログラムのインストールを見送ることは一般的であるため、これからこの問題に遭遇する管理者が増える可能性があるとしている。

対象が1台であればそれほど問題にならないかもしれないが、多くのシステムを管理している管理者にとってこの挙動は大きな問題になる可能性があると指摘されている。

KB4535680の対象とされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Windows Server 2012 x64ビット版
  • Windows Server 2012 R2 x64ビット版
  • Windows 8.1 x64ビット版
  • Windows Server 2016 x64ビット版
  • Windows Server 2019 x64ビット版
  • Windows 10 version 1607 x64ビット版
  • Windows 10 version 1803 x64ビット版
  • Windows 10 version 1809 x64ビット版
  • Windows 10 version 1909 x64ビット版

KB4535680のページには既知の問題に対する回避策も掲載されており、問題に遭遇している場合は説明に従って回避策を試みることが望まれる。