米Qualcommは1月4日(現地時間)、Snapdragon 4シリーズ初の5G対応SoC「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」を発表した。ミリ波帯やSub 6帯をサポートし、前世代比でCPU・GPU性能が最大2倍に、AI性能は最大70%向上しているという。
Qualcommは、2020年9月に5G向けSnapdragonシリーズのポートフォリオを更新。新たにエントリー製品向けのSnapdragon 4シリーズが5Gに対応すると発表しており、今回の「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」が初の5G対応4シリーズ製品となる。
CPUはKryo 460(最大2.0GHz)、GPUはAdreno 619を内蔵し、5G対応の「X51 5Gモデム-RFシステム」も搭載されている。2020年1月20日に発表された「Snapdragon 460」から、CPU性能・GPU性能が最大2倍、AI性能が最大70%向上したとする。製造プロセスもSnapdragon 460の11nmから微細化し、8nmとなった。
5Gの通信速度は下り最大2.5Gbps、上り最大660Mbps。ほか、Bluetooth 5.1やWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応する。ディスプレイは最大FHD+/120fpsをサポート。最初のSnapdragon 480搭載デバイスは、HMD Global(Nokiaブランド)やOPPOらから2021年初頭に発売予定。