ニチレイは、AIで食の好みを診断して"つくりおき"献立を提案するスマートフォン用アプリ「conomeal kitchen(このみるきっちん)」の提供を18日より開始している。iOS 12以上に対応しているが、Android向けのアプリも今後追加される予定だ。
アプリは、質問に応えることでユーザーの食タイプをAIが診断、キーワードや使いたい食材などを加えることで最長5日分の献立を作成する。おいしそうな写真が並ぶ献立からは"ミールキット"の作り方へと移動でき、副菜などを写真のクリックで調整し、詳細な材料チェックリストを入手。さらには、買い物チェックやミールキットレシピなどの機能を通じて、"つくりおき"でもおいしい手作りのごちそうを日々の食卓へと提供する仕組みを持っている。
AIによる献立の学習、カレンダーやチェックリストなどシームレスにつながる機能など作り込まれた機能を持つ「conomeal kitchen」は9月30日のβ版提供を経て、今月18日より公式版としてローンチしている。冷凍食品をはじめ、食の保存や品質保持を追求してきた歴史を持つ同社は、コロナ禍における家庭での食事機会の増加や日々の献立作りの大変さを課題と捉え、アプリの開発・提供へと繋げている。