Amazon.co.jpは11月19日、オーディオブックサービス「オーディブル」にて、独自コンテンツのポッドキャスト3作品を配信開始した。
配信作品は「アレク氏2120」「DARK SIDE OF JAPAN -ヤクザサーガ-」「THE LEADER’S GUIDE」の3つ。中でも「アレク氏2120」は堤幸彦氏が監督を務め、著名な声優・俳優陣が登場人物を演じるもので、“聴く映画”とアピールする。
「オーディブル」は月額1,500円で好きなオーディオブックを1冊購入できるほか、Amazonがセレクトしたオーディオブック1冊を毎月無料で聴けたり、ポッドキャストが聴き放題になる有料サービス。作品単体での購入も可能だ。
19日から配信される「アレク氏2120」「DARK SIDE OF JAPAN -ヤクザサーガ-」「THE LEADER’S GUIDE」の3作品は、会員であればポッドキャストとして追加料金なしでいつでも聴取できる。
アレク氏2120
「アレク氏2120」は、堤幸彦氏が監督する、すべてオーディオだけで展開する本格派のSFミステリー。山寺宏一さん、梶裕貴さん、窪塚洋介さん、三石琴乃さんらが出演する。全12話で、11月19日時点では3話まで公開済み。4話以降は後日配信予定。
あらすじ |
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梶裕貴さん演じる主人公、西門慧は大乗仏教大学に通う一年生。その彼が大事にしているAIスピーカーに、2120年の未来から、AI刑事(デカ)がタイムトラベルし棲みついてしまいます。山寺宏一さん演じるAI刑事は自らを「アレク氏」と名乗り、2120年からやってきている、窪塚洋介さん演じるAI犯罪者(ASKR)を捕まえるため、手助けをしてくれるよう慧に頼みます。捜査開始早々、慧たちはASKRの罠にはまり……スーパーハイスペック美人刑事聡子の協力を得ながら、慧は、アレク氏と、ASKRに立ち向かっていきます。100年後の世界観と現在が交差し、今を生きる私たちに、友情とは何か、人間とは何かを問う作品です。 |
アレク氏2021について、堤監督は下記のコメントを寄せている。
この作品は、私自身が今後仕事を続けていく上での第一歩のような気がしています。今まで40年間ぐらいカメラを通じて表現していたものを、今回は耳で聴いてどれだけ想像していただけるのか。しかも、いわゆる連続ドラマの質量と同じだけの時間を飽きさせず、どれだけ聞き手に参加していただいて挑発することができるのか、という大変チャレンジングなことだとおもっていますので、最後までやり遂げて、世の中の皆さんに問いたいと思っています。 |
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DARK SIDE OF JAPAN -ヤクザサーガ-
ダークサイドの世界をテーマにしたドキュメンタリー作品。「音声でドキュメンタリー作品に挑戦する」という試みから生まれたという。収録内容は下記の通り。
- Ep.1:ヤクザ -黄金時代と凋落 -
- Ep.2:シャブ極道 -懲りない男が犯 した致命的なミス -
- Ep.3:汚職刑事-正義と陰謀の狭間で躓いたエリート潜入捜査官 -
- Ep.4:ヤクザ生まれのHipHopラッパー-次 世 代 の 苦 悩 -
- Ep.5:ダークサイ ドの未来-半グレの勃興、そしてヤクザのその後 -
THE LEADER’S GUIDE リーンスタートアップ式 新時代の組織を作る方法 超実践編
New York Times誌のベストセラー作家で、「リーン・スタートアップ」の著者として知られるるエリック・リース氏の作品。書籍の音声化ではなく、音声で聴くことを前提に書かれた「オーディオファーストパブリッシング」のコンテンツとなる。トヨタ生産方式をもとにシリコンバレーで生まれた「リーン」式の提唱者であるエリック・リース氏が、あらゆるリーダーに向けた組織作りの実践型ガイドで、収録内容例は下記の通り。
- ダスティン・モスコヴィッツ(Facebookの共同創業者)
- シンディ・アルバレス(マイクロソフト)
- クリス・バッカーマン(P&G)など