ottaは11月10日、 同社の児童や高齢者を地域のみんなで見守るサービス「otta:オッタ」の新製品であるスマート防犯ブザー「otta.g」の販売を2020年12月より開始すると発表した。
同製品は、位置記録機能、双方向で送信可能なボイスメッセージ機能を搭載した防犯ブザー。GPSと携帯電話のネットワークに加えて、全国3万台のタクシーに設置された基地局や同社独自の見守りネットワーク「ottaタウンセキュリティ」によって、日本全国どこでも児童の位置を記録し、それを専用アプリから確認することが可能としている。
同社によると、ottaタウンセキュリティが導入されている地域では、学校や駅、公園、通学路にあるコンビニなどに整備された見守りスポットで、GPSよりも正確な位置が記録されるという。
また児童は、ブザーについているボタンを押して話すだけで、最大10秒の音声メッセージを保護者に送ることができ、保護者からのメッセージもボタンを押すことで確認できる。日常でのコミュニケーションだけでなく、迷子や怪我、災害発生時など、緊急事態の際に安否確認として活用可能だ。契約者が招待した人のみ音声のやり取りができるため、知らない人とつながる心配はないとしている。
さらに同製品は、ボタンを長押して防犯ブザーを鳴らし、位置情報と周囲の音声情報を保護者に自動送信して知らせることができる。同社は、緊急時にスタッフが代理で駆けつけるサービスを2021年春頃に開始する予定だという。
同製品の提供価格はいずれも税別で、本体料金が1万1800円、月額料金がスタンダードプラン(ボイスメッセージ利用回数:10回/月)で680円としている。なおボイスメッセージの利用回数はオプション料金で増やすことが可能だ(200回/300円)。