DJI JAPANは11月5日、200gを切る重量の小型軽量ドローン「DJI Mini 2 日本モデル」を発表した。11月12日より発売する。価格は標準パッケージが59,400円(以下、税込)、コンボセットが79,200円。

  • DJI JAPANが発表した、200gを切る重量の小型軽量ドローン「DJI Mini 2 日本モデル」

前モデル「Mavic Mini」の後継モデルとなる重量200g未満のコンパクトモデル。飛行操作が簡単という特徴を継承し、初心者でも扱いやすくなっている。標準パッケージには、DJI Mini 2本体、コントローラー、バッテリ×1個が付属。コンボセットは標準パッケージに充電ハブ、バッテリ×3個、専用キャリーケースが同梱されている。

  • 基本スタイルは従来モデルと同じ。アームはコンパクトに折りたためる

操作面では、ハイグレードの測位機能とビジョンセンサーの搭載で、その場でのホバリングが安定。着陸時は、GPSがドローンの位置を認識し、機体下部のビジョンセンサーが機体下の地面をマッピングして自動着陸をアシストしてくれる。

安全機能は、空港などの飛行が規制されているエリアにドローンが入らないようにするジオフェンス機能、自動でホームポイントまで帰還するRTH(Return to Home)機能、ドローンが飛行できる最大飛行高度や距離を調整する飛行保護機能などを搭載する。

カメラ部は、焦点距離24mm(35mm判換算)のレンズを採用し、センサーは有効画素数1,200万画素の1/2.3インチサイズ。静止画撮影ではJPG形式だけでなくRAW形式での保存が可能で、動画撮影は4K/30fpsに対応。ジンバルは3軸で、ドローンの動きや風などによるブレを補正し、ブレを抑えた滑らかな映像を撮影できる。

  • 前方に3軸ジンバル付きの高画質カメラを搭載。4K動画撮影に対応する

モーターは前モデルよりアップグレードしており、18分の飛行時間を達成。加速性能と飛行速度も向上した。伝送技術は、OcuSync 2.0の採用で長距離でも送信機と機体間の接続が安定し、最大伝送距離が6kmまで伸びている。これは前モデルの3倍の距離となる。

スマートフォンとの連携では、アプリ「DJI Fly」を使用する。新モデルでは送信機を使わず直接ドローンとスマートフォンを接続可能。撮影した映像をスマートフォンにダウンロードして、素早くSNSで共有できる。そのほかにも、動画の編集機能や自動的に画質を最適化する機能も搭載。

  • オプションのプロペラガードを装着したところ

  • オプションの充電ベース

記録メディアにはmicroSDメモリーカードを使用。本体サイズは、折りたたんだ状態がW81×L138×H58mm、展開時がW203×L159×H56mm、重さは199g。