シグマは9月30日、フルサイズミラーレス用の中望遠マクロレンズ「105mm F2.8 DG DN MACRO」を発表した。ミラーレスに特化した最新の光学設計にし、解像感を高めた。ボケの表現も重視し、前ボケと後ボケできれいな玉ボケが得られるようにした。超音波モーターの搭載で、静かで精度の高いオートフォーカスが利用できる。フォーカスの移動量を大きくし、マニュアルフォーカスでのピント合わせもしやすくした。1.4倍と2倍のテレコンバーターにも対応する(Lマウント用のみ)。
希望小売価格は税別95,000円で、発売日は10月23日。ソニーEマウント用とLマウント用の2種類を用意する。
光学性能を追求したArtラインに属する高性能モデル。一眼レフ用の中望遠マクロレンズ「MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」から光学性能を一新し、ミラーレス専用の光学設計としたことで、描写性能を高めた。特に、カメラ側の収差補正機能では補正できない軸上色収差を重点的に補正する光学設計にし、解像感の低下を抑えている。
Lマウント用のみ、1.4倍テレコンバーター「TC-1411」と2倍テレコンバーター「TC-2011」にも対応する。1.4倍テレコンバーター装着時は147mm相当、2倍テレコンバーター装着時は210mm相当の望遠で撮影できる。
レンズの大型化を防ぐため、レンズ内手ブレ補正機構は省略した。また、マクロ撮影時の光学性能を重視するため、オートフォーカスの速度はある程度犠牲にしているという。最短撮影距離は29.5cm。
レンズは防塵防滴構造で、撥水防汚コートも施している。絞りリングのクリック機能のオンオフ機能も搭載する。最大径×長さは74×133.6mm、重さは約715g。