新型コロナウイルスの感染が世界中に広がる中、テレワークをサポートするWeb会議サービスは一気にユーザーを増やした。Googleもこうした流れに乗り、これまで「Hangouts Meet」という名称で提供してきたWeb会議サービスを「Google Meet」と名称変更するとともに、すべてのユーザーに対して無料で提供することを発表した。その結果、Googleは多くのWeb会議ユーザーを取り込むことに成功したと見られている。

  • Google Meet

    Google Meet

類似のサービスが無償で公開されている中、GoogleはGoogle Meetに実質的に時間制限を設けないという策に出た。ほかのサービスは数十分間は無料といった提供を行っており、Google Meetはその点で魅力的だ。Google Meetが無償でこのサービスを開始してからGoogle Meetに乗り換えたユーザーは多いと見られている。

しかし、そろそろ注意が必要だ。Googleはもともとこのサービスを2020年9月まで提供するとしていた。2020年9月28日(米国時間)にFossbytesに掲載された記事「Google Meet To Impose A Time Limit On Free Accounts After Sep 30」によると、Googleはスケジュール通りに9月でこのサービスを終了する見通しだという。

つまり、2020年10月からはGoogle Meet の会議時間は最大1時間に制限されることになる。1時間を超える会議にGoogle Meetを使っている場合、有償プランを検討するなどの対策が必要となる。