ロゼッタとFRONTEOは9月17日、言語処理AIの連動に向けて業務提携契約に関する基本合意書を締結したと発表した。

ロゼッタはAI翻訳システムを開発しており、今年からは従来の文書翻訳に加えて音声会話にも対応し、ウェアラブルデバイスを用いた事業を建設業界と医療機関向けに開始しているほか、従来のRPAクラス定義におけるクラス1のRPA(Robotic Process Automation:定型業務の自動化)に加えてAIを連動させる「AI RPA」事業の開始準備を行っている。

一方、FRONTEOはAI技術を用いて自然言語解析により訴訟、製造、金融、医療等、さまざまな分野における業務の効率化・高度化に関するサービスを提供している。

両社ではAI連動プロジェクトとして、(1)建設業向け多機能ウェアラブルデバイスにおける安全管理、危険察知、事故防止機能、(2)医療機関向け多機能ウェアラブルデバイスにおける会話記録の分析と診断支援機能、(3)「AI RPA」事業における人間の判断を代替するAI機能、(4)特許、法務、金融、医薬、製造業等、多種多様な業界でのAI機能の実装に取り組む。