ゲヒルンは9月1日、AndroidおよびiOS向けに提供している災害情報アプリ「特務機関NERV 防災」をアップデート。月額制のファンクラブ機能「サポーターズクラブ」を提供開始した。

  • 特務機関NERV 防災アプリにファンクラブ機能が実装された。無料ユーザーとの大きな機能差はなく、「支援」の意味合いが強い

「特務機関NERV 防災アプリ」(以下、NERV防災アプリ)は、日々防災情報を発信しているTwitterアカウント「特務機関NERV」(@UN_NERV)の運営元、ゲヒルンが開発。2019年9月1日(防災の日)から提供を開始し、2020年9月で2年目を迎える。現在のダウンロード数は82万ダウンロードを超えたという。

今回追加された「特務機関 NERV 防災アプリ サポーターズクラブ」は、月額サブスクリプションによるファンクラブ機能。月額250円の「Eプラン」と、月額480円の「EEプラン」の2つを用意する。料金はいずれも税込で、Android版 / iOS版で同額。

いずれも、新機能をいち早く使用できる「アーリーアクセス」や、無料ユーザーでは3カ所に制限される地点登録数の増加(6カ所まで)、デジタル会員証の表示などが特典となる。加えて、EEプランでは、会員限定コンテンツも提供する。

アーリーアクセスでは、9月1日から「緊急地震速報の現在地予想」機能を提供する。アーリーアクセスが有効であれば、地震が発生した際、初期微動(P波)と主要動(S波・初期微動に続いて起こる振幅の大きな振動)の到達状況が地図内に表示されるとともに、現在地における予想震度および主要動到達予想時間をカウントする画面が表示される。

  • 特務機関NERV 防災アプリ(Android版)のサポーターズクラブ紹介画面

なお、アーリーアクセスでサポーター会員に先行提供した新機能は、一定期間経過後にすべてのユーザーに無料開放される。

NERV防災アプリは、同社の方針で広告を表示せず、全機能を無料で提供している。「あらゆる人にあまねく情報を届ける」防災気象情報アプリとして、今後も課金による機能制限や広告の非表示、という方針に変更はないという。

今回のサポーターズクラブは、今後も安定的にサービスを提供し、開発体制を強化していく施策。課金や広告によらないアプリの継続性を検討した結果、「このアプリと開発チームを大切に思ってくださるファンを育て、サポートしてくださる方とともにアプリを成長」させていく、という結論に至ったという。