日立グローバルライフソリューションズは8月25日、ドラム式洗濯乾燥機シリーズ「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」の新製品として、「BD-NX120F」「BD-SX110F」「BD-NV120F」「BD-SV110F」の4モデルを発表した。

共通の特徴として、「洗剤直ぬり」コース機能、AIお洗濯機能の搭載が挙げられる。4モデルのうちBD-NX120FとBD-SX110Fは、液体洗剤・柔軟剤自動投入とスマートフォン連携機能を備えたタイプ。

  • ドラム式洗濯乾燥機シリーズ「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」(BD-NX120F)

4モデルとも9月13日発売で価格はオープン。推定市場価格(税別)は、洗濯容量12kg・乾燥容量7kgのBD-NX120Fが380,000円前後、洗濯容量11kg・乾燥容量6kgのBD-SX110Fが340,000円前後、洗濯容量12kg・乾燥容量7kgのBD-NV120Fが340,000円前後、洗濯容量11kg・乾燥容量6kgのBD-SV110Fが310,000円前後となっている。

共通機能の「洗剤直ぬり」コースは、濃縮タイプの液体洗剤を汚れに直接塗布して洗濯機に入れて使うもので、ライオンと共同開発で生まれた。あらかじめ衣類の汚れに洗剤を塗布したのち、ドラムに入れてスタート。約90分間、高速で風を当てて、洗剤の成分を蒸発させ、洗剤をより高濃度な状態にして汚れを分解。その後、大流量シャワーで洗う。

日立によれば、ラー油や豆板醤など色素が濃い食品のほか、油性ペン、口紅なども、予洗いの手間なしでキレイにするとしている。

  • 「洗剤直ぬり」コースで洗うときは、あらかじめ衣類の汚れに濃縮タイプの液体洗剤を塗っておく

従来モデルから好評の、高速風でシワをのばす「風アイロン」機能も引き続き搭載。今回の新製品では、乾燥運転におけるヒーターや送風ファンなどの制御を見直し、乾燥容量7kgまで対応した。

BD-NX120FとBD-SX110Fには、「液体洗剤・柔軟剤の自動投入」機能と「AI お洗濯」機能を搭載。複数のセンサーを備え、洗濯物の量や汚れなどに合わせて、滴量の洗剤や柔軟剤を自動で投入してくれる。

さらに上記2モデルは、スマートフォンアプリ「洗濯コンシェルジュ」と連携することで新たな洗濯コースのダウンロードが可能。「洗えるスーツ」コース、「ダウンジャケット」コース、洗濯槽をサッと洗う「槽洗い」コースなどの9コースに、新たに「温水おしゃれ着」コースを用意。約30℃の温水で、衣類の傷みを抑えながら汚れをしっかり落とすとしている。

BW-NX120Fは本体サイズがW695×D620×H1,070mm、重さが約83kg、カラーがステンレスシャンパン。

BW-SX110Fは本体サイズがW600×D715×H1,065mm、重さが約80kg、カラーはロゼシャンパン。

BW-NV120Fは本体サイズがW695×D620×H1,060mm、重さが約82kg、カラーがホワイト。

BW-SV110Fは本体サイズがW600×D715×H1,050mm、重さが約79kg、カラーはホワイト。

全自動洗濯機「ビートウォッシュ」も

このほか、「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」を搭載した、全自動洗濯機「ビートウォッシュ」シリーズの「BW-X120F」と「BW-X100F」を9月13日に発売する。価格はオープン、推定市場価格(税別)は、BW-X120Fが210,000円前後、BW-X100Fが160,000円前後。

  • 全自動洗濯機「ビートウォッシュ」(BW-X100F)

液体洗剤タンクの容量は約400ml、柔軟剤タンクの容量は500mlと、濃縮液体洗剤や柔軟剤の詰め替えタイプを1本入れられる容量。タンクのフタに小窓を備えており、液体洗剤や柔軟剤の残量を確認しやすい。

BW-X120Fのみ「AI お洗濯」機能を装備。ドラム式洗濯乾燥機が9センシングなのに対し、本機の場合は8センシングとなる。

BW-X120Fは洗濯・脱水容量12kg、本体サイズがW610×D715×H1,065mm、重さが約63kg、カラーがホワイト。BW-X100Fは洗濯・脱水容量10kg、本体サイズがW570×D650×H1,050mm、重さが約42kg、カラーはホワイト。