United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は6月4日(米国時間)、「Cisco Releases Security Updates for Multiple Products|CISA」において、、シスコシステムズの複数の製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、遠隔から攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

2020年6月に入ってシスコから公開されたセキュリティアドバイザリの数は60個に到達しており、1カ月に公開されたセキュリティアドバイザリの数としてはこれまでと比較してかなり多い。それぞれのセキュリティアドバイザリについては次のページからたどることができる。

  • Security Advisories

    Security Advisories

脆弱性のいくつかは深刻度が緊急(Critical)または重大(High)に分類されており注意が必要。上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することが推奨される。

最近、シスコから短期間でセキュリティアドバイザリが公開される状況が続いている。アップデートを実施済みだった製品についても、後日、別の脆弱性が発見されることもあり、セキュリティアドバイザリがリリースされるたびに確認することが望まれる。