キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月1日、日立製作所と連携して「Web Performerアジャイル開発支援サービス」を6月15日に提供開始すると発表した。
価格は、「Web Performerアジャイル開発プラットフォーム提供サービス」と「プロジェクトルーム提供サービス」が個別見積、「アジャイル開発コーチングサービス」が100万円から。2022年までに50億円(導入支援、システム開発を含む)の売上を目指す。
新サービスは、まずシステム企画フェーズとして、両社が共同で策定した「アジャイル開発アセスメント」を用いて、ユーザー企業と共に価値を創造するビジネステーマをヒアリングし、システムの最適な開発方法を提案するという。
続いてシステム構築フェーズとして、クラウドプラットフォームである「WebPerformer Cloud」を核としたアジャイル開発環境とリソースをワンストップで提供する。
両社が培ったというローコード開発の経験や技能に基づく技術支援と、認定スクラムマスターによるコーチングにより、アジャイル開発手法でのシステム構築支援からプロジェクトへの定着化をサポートするという。
同サービスは、Web Performerアジャイル開発プラットフォーム提供サービス、アジャイル開発コーチングサービス、プロジェクトルーム提供サービスの3つのメニューで構成する。
Web Performerアジャイル開発プラットフォーム提供サービスでは、システム構築を迅速に開始するため開発に必要なソフトウェア、ツール(チケット管理ツール、構成管理ツール、コミュニケーション管理ツールなど)を提供。
同サービスは、アジャイル開発終了後に開発プラットフォームを自社に持ち帰り開発が継続できるなど、柔軟な利用が可能という。
アジャイル開発コーチングサービスでは、認定スクラムマスター資格保持者を始めとする両社の技術者が、アジャイル開発の代表的な手法というスクラムを用いたアジャイル開発の導入及び定着を支援する。
プロジェクトルーム提供サービスについて、アジャイル開発ではユーザー企業とプロジェクトメンバーが活発にコミュニケーションを取りながらの協創が重要だという。
同サービスでは、キヤノンITSの各拠点に設置するプロジェクトルーム及び、日立製作所のアジャイル開発コンサルティングサービスで提供する協創空間提供サービスで利用可能なプロジェクトルームを利用可能とのこと。