一挙16製品を揃えるASUSのZ490マザーボード

ここからは、ASUSTeKのZ490マザーボードのラインナップを紹介しよう。一挙16製品も投入している。サイズと価格別に表にまとめたので参考にしてほしい。この中からオススメをピックアップしたい。

■ASUS Z490マザー ラインナップ一覧
ROG MAXIMUS
製品名 フォームファクタ 電源回路 LAN Wi-Fi 実売価格
ROG MAXIMUS XII EXTREME E-ATX 16フェーズ 2.5G+10G Wi-Fi 6 92,000円前後
ROG MAXIMUS XII FORMULA ATX 16フェーズ 2.5G+10G Wi-Fi 6 63,000円前後
ROG MAXIMUS XII APEX ATX 16フェーズ 2.5G+10G Wi-Fi 6 6月上旬発売
ROG MAXIMUS XII HERO(WI-FI) ATX 14+2フェーズ 2.5G Wi-Fi 6 53,000円前後
ROG STRIX
製品名 フォームファクタ 電源回路 LAN Wi-Fi 実売価格
ROG STRIX Z490-E GAMING ATX 12+2フェーズ 2.5G Wi-Fi 6 37,000円前後
ROG STRIX Z490-F GAMING ATX 12+2フェーズ 2.5G 30,000円前後
ROG STRIX Z490-A GAMING ATX 12+2フェーズ 2.5G 29,000円前後
ROG STRIX Z490-G GAMING(WI-FI) microATX 12+2フェーズ 2.5G Wi-Fi 6 31,000円前後
ROG STRIX Z490-G GAMING microATX 12+2フェーズ 2.5G 29,000円前後
ROG STRIX Z490-I GAMING Mini-ITX 8+2フェーズ 2.5G Wi-Fi 6 38,000円前後
TUF GAMING
製品名 フォームファクタ 電源回路 LAN Wi-Fi 実売価格
TUF GAMING Z490-PLUS(WI-FI) ATX 12+2フェーズ 1G Wi-Fi 6 27,000円前後
TUF GAMING Z490-PLUS ATX 12+2フェーズ 1G 25,000円前後
ProArt
製品名 フォームファクタ 電源回路 LAN Wi-Fi 実売価格
ProArt Z490-CREATOR 10G ATX 12+2フェーズ 2.5G+10G 6月上旬発売
PRIME
製品名 フォームファクタ 電源回路 LAN Wi-Fi 実売価格
PRIME Z490-A ATX 12+2フェーズ 2.5G 28,000円前後
PRIME Z490-P ATX 10+1フェーズ 1G 22,000円前後
PRIME Z490M-PLUS microATX 8+1フェーズ 1G 20,000円前後

アッパーミドルで本命になるのは、常にトップクラスの人気を獲得している「F GAMING」シリーズの「ROG STRIX Z490-F GAMING」だ。12+2フェーズの強力な電源回路に、VRM部分には付属のファンを追加が可能と、高負荷時が長時間続く使い方への対策も備える。有線LANはIntelの2.5G(I225-V)、ゲーマー向けらしくオンボードサウンドにもこだわっており、安定の1枚と言える。無線LANは備えていないので、Wi-Fi 6対応がよければ、ワンランク上のROG STRIX Z490-E GAMINGを選ぶといいだろう。

  • ROG STRIX Z490-F GAMING

  • 12+2フェーズの電源回路。VRMにはファンも追加できる

コスパの良さが光るのは、「TUF GAMING Z490-PLUS(WI-FI)」だ。12+2フェーズかつDrMOSを採用と、上位モデルと同等の電源回路を持ち、Wi-Fi 6にも対応しながら2万円台半ばという価格を実現している。バックパネルがカバー一体型ではない点は惜しいが、高耐久をウリにしているシリーズでもあり、お買い得感は高い。

  • TUF GAMING Z490-PLUS(WI-FI)

クリエイターならば注目したいのが、「ProArt Z490-CREATOR 10G」だ。24時間稼働に最適化されているという高い信頼性に、Thuderbolt 3を2ポート搭載、10G対応のLANカードを付属するなど、データ転送速度が作業効率に大きく関わるクリエイティブの現場に求められるスペックをそろえている。

  • ProArt Z490-CREATOR 10G

スタンダードモデルではPRIME Z490-Aが主役だろう。仕様的にはROG STRIX Z490-F GAMINGとほぼ同等で、ゲーミングモデルではないので落ち着いたデザインになっているのが特徴だ。ゲーム用途ではない場合やハデさと求めない場合は、こちらもいいだろう。

  • PRIME Z490-A

  • 12+2フェーズの電源回路を搭載

  • バックパネルはカバー一体型

また、microATXサイズのマザーボードも複数ラインナップにあり、中でも「ROG STRIX Z490-G GAMING(WI-FI)」は12+2フェーズ+DrMOSの電源回路と、ATXのROG STRIX Z490-F GAMINGと同等。Wi-Fi 6、2.5GのIntel LAN、高音質なサウンドなど充実の装備。コンパクトで高性能なゲーミングPCを自作したい人にピッタリの存在となっている。

  • ROG STRIX Z490-G GAMING(WI-FI)

  • microATXながら12+2フェーズの電源回路を備える。VRMにファンの追加も可能だ