日本レコード協会は、音楽配信サービスでのストリーミング再生回数を基準として認定する「ストリーミング認定」を設定し、1回目の月次公表(2020年4月度)を行った。ストリーミング市場の拡大を背景に、業界として新たなヒットの指標を示し、さらなる市場活性化を図っていくとする。
同協会が公表する、CDなどのパッケージを対象にした「ゴールドディスク認定」と、有料ダウンロード配信を対象とした「ダウンロード認定(有料音楽配信認定から改称)」に続く新たな指標。アルバムではなくトラック単位で認定が行われ、5億回以上の再生回数で最上位となる「ダイヤモンド認定」に該当する。ダイヤモンド以下プラチナ、ゴールド、シルバーと設定され、それぞれ1億回、5千万回、3千万回の再生で認定。
新しい認定の設定とともに行われた1回目の月次公表では、プラチナに8作品、ゴールドに25作品、シルバーに64作品の合計97作品が該当。
あいみょんの「マリーゴールド」、Official髭男dismの「ノーダウト」「Pretender」「宿命」「イエスタデイ」、King Gnuの「白日」、菅田将暉の「まちがいさがし」、Ed Sheeranの「Shape of You」が1億回以上の再生を認定され、プラチナ認定が行われた。
集計対象となる音楽配信サービスは、Amazon Music Unlimited、Apple Music、AWA、dミュージック、Google Play Music、HMVmusic powered by KKBOX、KKBOX、LINE MUSIC、Rakuten Music、RecMusic、Spotify(2020年4月末時点)。