船井電機は5月25日、「FUNAI」ブランドで手がける4K有機ELテレビと4K液晶テレビのラインナップを刷新。4シリーズ10機種となり、一部を除いて6月6日からヤマダ電機グループ全店舗とヤマダウェブコムにて発売する(4K液晶テレビのFL-65U5030のみ6月27日発売)。価格は74,800円~374,800円(以下すべて税別)。
いずれも4Kチューナー×2基を内蔵し、4K放送の裏番組録画が可能。内蔵ハードディスクの有無と容量はシリーズで異なる。インタフェース類は、HDMI入力×4(3330シリーズは3基)、ビデオ入力×1、USB端子×3(3330シリーズは2基)、ヘッドホン出力×1、光デジタル音声出力×1、有線LAN×1、IEEE802.11ac無線LANなど。
■4Kチューナー内蔵 有機ELテレビ
- 7030シリーズ 65V型(FE-65U7030):374,800円
- 7030シリーズ 55V型(FE-55U7030):249,800円
- 6030シリーズ 65V型(FE-65U6030):334,800円
- 6030シリーズ 55V型(FE-55U6030):224,800円
■4Kチューナー内蔵 液晶テレビ
- 5030シリーズ 65V型(FL-65U5030):224,800円
- 5030シリーズ 55V型(FL-55U5030):139,800円
- 5030シリーズ 49V型(FL-49U5030):119,800円
- 3330シリーズ 55V型(FL-55U3330):104,800円
- 3330シリーズ 50V型(FL-50U3330):89,800円
- 3330シリーズ 43V型(FL-43U3330):74,800円
4Kチューナー内蔵 有機ELテレビ「7030」シリーズ
フラグシップとなる4K有機ELテレビの「7030」シリーズは、BS4K・110度CS4Kチューナー×2基、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×3基を内蔵する。65V型と55V型の2モデル構成。
画像処理エンジンには「Clear Pix 2 ADVANCE」を搭載。解析・学習した多数の画像パターンをデータベースに蓄積し、それを活用して、超解像処理とノイズ低減処理を同時に行い、高精細で滑らかな階調の映像を再現する。
HDR映像技術のDolby Visionに対応し、広色域で鮮明な色彩と、幅広いコントラストの映像表現を行う。地上デジタル放送やブルーレイディスクの映像を、独自のアルゴリズムで4K映像にアップコンバートする「4KClearPix Remaster」も備える。
このほか、激しい動きもクリアに表現できる「くっきりモーションOLED」を搭載。有機ELならではの自発光をコントロールし、残像感を抑え、くっきりとした映像にする。
7030シリーズでは、フロントスピーカーに加えて、背面上部に上向きのハイトスピーカーを配置した。総合最大出力が70Wのマルチアンプ駆動で、各スピーカーに最適な周波数分割を行う「マルチディレクション型FUNAIサウンドシステム」を採用。画面の正面と上(天井に反射して降り注ぐ)の2方向からサウンドが迫り、ユーザーが全身を包み込まれるような臨場感のある音環境を楽しめるとしている。
サラウンド技術「Dolby Atmos」にも対応し、水平方向に加え、上下方向の立体音響を実現。ハイトスピーカーから出る音との相乗効果によって、さまざまな方向からの立体的なサウンドを感じられる。
7030シリーズは、ハードディスクを内蔵した4K有機ELテレビとしては世界で初めて、4K放送番組の録画に対応するAndroid TV機能を搭載した(2020年3月末現在、船井電機調べ)。これにより、GooglePlayストアからアプリをインストールすることで、ネット動画だけでなく、さまざまなインターネットサービスが利用できる。
リモコンにはYoutube、Abema、hulu、U-NEXT、dTV、DAZNという6つの動画配信サービスへのダイレクトボタンを配置。録画ボタンや再生録画ボタンを大きめにすることで、録画番組の再生操作がしやすくなっている。また、リモコンには、Googleアシスタントボタンも搭載。動画検索や今日の天気などの情報検索が音声で操作できる。
ハードディスクは2TBを内蔵。BS4K放送なら最大132時間(地上デジタル放送の場合は最大約258時間)まで録画可能だ。
番組表や録画機能もブラッシュアップ。番組表は、インターネットに接続することで番組や出演者の情報を画像付きで表示する。好きなタレントなどが出演している番組も一覧表示され、あいまいな記憶でも、好みの番組や出演者を探しやすくなった。4K放送の番組も含め、好きな番組のジャンルや出演者などをあらかじめ設定しておくと、該当番組を自動で検索して録画する「おまかせ録画」機能もある。
録画した番組はジャンル別などで分類可能になっており、分類条件はユーザーがカスタマイズ可能。連続ドラマといったシリーズ番組を、1つのフォルダにまとめる「まとめ番組表示機能」も搭載している。
スタンド取り付け時の本体サイズと重さは、65V型がW1,449×D267×H854mm・44.2kg、55V型がW1,228×D267×H731mm・34.4kg。
4Kチューナー内蔵 有機ELテレビ「6030」シリーズ
6030シリーズは、BS4K・110度CS4Kチューナー×2基、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×3基を内蔵する4K有機ELテレビ。65V型と55V型の2モデル構成。
7030シリーズとの主な違いは、内蔵ハードディスクやおまかせ録画機能を持たず、背面上部のハイトスピーカーを搭載しないこと。スタンド取り付け時の本体サイズと重さは、65V型がW1,449×D252×H857mm・29.1kg、55V型がW1,228×D252×H733mm・22.5kg。
4Kチューナー内蔵 液晶テレビ「5030」シリーズ
5030シリーズは、BS4K・110度CS4Kチューナー×2基、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×3基を内蔵する4K液晶テレビ。65V型、55V型、49V型の3モデル構成。
有機ELの7030シリーズと同様に、画像処理エンジンのClear Pix 2 ADVANCE、4KClearPix Remaster、Dolby Vision対応、Dolby Atmos対応などを備える。内蔵ハードディスクの容量は1TBだ。
スタンド取り付け時の本体サイズと重さは、65V型がW1,460×D306×H897mm・25.4kg、55V型がW1,246×D251×H772mm・16.4kg、49V型がW1,109×D251×H696mm・13.8kg。
4Kチューナー内蔵 液晶テレビ「3330」シリーズ
3330シリーズは、BS4K・110度CS4Kチューナー×2基、地上・BS・110度CSデジタルチューナー×2基を内蔵する4K液晶テレビ。55V型、50V型、43V型の3モデル構成。
5030シリーズとの主な違いは画面サイズのほか、画像処理エンジンがClear Pix 2はADVANCEではなくベーシックなものに抑えられ、地上・BS・110度CSデジタルチューナーが1基少なく、倍速駆動に非対応、内蔵ハードディスク非搭載となっている。
スタンド取り付け時の本体サイズと重さは、55V型がW1,238×D230×H752mm・12.3kg、50V型がW1,123×D230×H687mm・10.8kg、43V型がW969×D230×H600mm・8.8kg。