Zoom Video Communicationsは5月5日(米国時間)、「Zoom Admins Can Now Disable PMIs; Additional Security Updates for Basic Accounts Coming May 9 - Zoom Blog」において、5月9日にZoomの無料プランである基本プランのユーザー向けに追加のセキュリティ変更を展開すると伝えた。セキュリティに関わるデフォルト設定の安全性が強化されるものと見られる。
2020年5月9日(米国時間)より変更が予定されている内容は次のとおり。
- すべての会議(新規会議、以前にスケジュールされた会議、パーソナル会議IDを使用する会議など)において、パスワードが必要なように変更
- パーソナル会議IDを使用する会議での待合室機能をデフォルトで有効化
- 画面共有権限をデフォルトでホストのみ有効化
新型コロナウイルスの影響で、Zoomは急速にユーザーを増やした。こうしたユーザーの急増は「Zoom爆撃」と呼ばれる迷惑行為も引き起こしている。Zoom爆撃はデフォルトの設定がセキュリティ上、緩かったことが主な原因となっていた。5月9日(米国時間)以降はデフォルトの設定が変更されることになり、これまでのような「Zoom爆撃」は大きく減ることになると見られる。