モバイルに特化した調査研究機関であるMMD研究所は4月7日、ライブ配信サービスについての調査結果を発表した。コロプラが提供する調査アプリ「スマートアンサー」から収集したアンケート情報を集計したもので、今回が23回目の調査になる。

15歳から59歳までのスマートフォンを所有する男女9,430人を対象に、2020年3月16日~3月20日の期間、ライブ配信サービスについてアンケートを実施。知っているライブ配信サービス、ライブ配信サービスの利用状況、最もよく利用しているライブ配信サービスについて公開された。

  • ライブ配信サービスの認知率は75.5%で認知度1位は「ニコ生」 - MMD研究所

    ライブ配信サービスそのものの認知率は75.5%

  • 主要ライブ配信サービスでは男女ともに17Liveが優勢

全配信サービスを俯瞰すると、「知っている」という回答ではニコニコ生放送が56.1%になり、YouTube LIVEの45.9%を抑えて1位に。ついでツイキャス、Instagramのライブ配信と続き、SNSに付帯する配信サービスの認知度が高いことを示している。

ライブ配信をメインに志向する主要ライブ配信サービス中では17Liveが人気。男女ともに多くの世代で認知度が高い。10代の女性にはMixChannelが人気を博しており、有名人の配信を視聴する形態と、自分自身が配信を行う利用形態が共存しているようだ。

  • 利用状況はサービス認知度と乖離

一方、ライブ配信サービスを「知っている」と回答した7,117人に利用状況を聞いた上のグラフでは、認知とは異なる利用状況が浮き彫りに。「現在利用している」という回答が最も多かったのはYouTube LIVEで18.4%、Instagramのライブ配信が10.0%と続き、最も認知度が高かったニコニコ動画は7.5%に留まった。

  • SHOWROOMは男性に人気、SUGARは女性人気が強い

最も利用しているライブ配信サービスをカテゴリ別に見ると、ほとんどの世代で共通して男性にはSHOWROOM、女性にはSUGARが人気を博していることがわかる。

アンケートの最後にはユーザーおすすめのライブ配信者をフリーワードで質問。およそ2週間ほど前にチャンネルを開設した俳優の佐藤健が最も多く、ヒカキン、コレコレ、アイドルの嵐が続いたとのことだ。