Net Applicationsの調査結果によると2020年3月のデスクトップブラウザのシェアは、Microsoft Edgeが7.56%、Firefoxが7.19%となり、EdgeのシェアがFirefoxのシェアを抜いて第2位になった。デスクトップブラウザのシェアでEdgeがFirefoxを抜いたのは初めて。

Firefoxは長期にわたりシェアの下落が続いている。一方、Edge は2019年末から増加傾向にあり、今回の順位逆転につながった。今後も同様の傾向が続くことが予測され、Edgeは2位の地位を確実なものにすると見られる。

  • 2019年4月から2020年3月までのEdgeおよびFirefoxブラウザシェア推移グラフ - 資料: Net Applications提供

    2019年4月から2020年3月までのEdgeおよびFirefoxブラウザシェア推移グラフ - 資料: Net Applications

当初、MicrosoftはInternet Explorerに替わるシステムデフォルトのWebブラウザとしてEdgeのシェア増加を期待していたが、Edgeのシェアは期待ほどは増加しなかった。多くのユーザーはGoogle Chromeに流れていき、Edgeは4.2%前後を推移していた。

しかし、MicrosoftがEdgeの再開発を行い、Chromiumベースに切り替えることを発表してから状況が好転。徐々にユーザーが増加していった。正式版が公開されてからも増加傾向を続けている。今後、MicrosoftはWindows Update経由でこの新しいChromiumベースEdgeへの切り替えを進めるものと考えられており、今後さらにシェアが増える可能性がある。