エレコムは4月1日、テトラポッドをモチーフにした「テトラポッドスピーカー」のクラウドファンディングを開始した。4月2日14時時点で、目標金額300,000円に対し、764%となる2,294,100円の資金を集め、プロジェクトが成立している。

  • テトラポッドスピーカー。商品には、企画から開発までの開発秘話と、不動テトラのインタビューを収録したブックレットが付属する

テトラポッドスピーカーは、海や河川などの岸に置く消波ブロックをモチーフにデザインしたBluetoothスピーカー。実物のテトラポッドの比率と触り心地を忠実に再現したといい、設計時にはテトラポッドの商標を持つ株式会社不動テトラから3Dデータの提供を受け、テトラポッドの形状を細部まで再現。本体はレザー加工プリント塗装による独特な凹凸で、石のような質感をもたせている。

スピーカー形式は密閉型。φ31mmツイーターとφ45mmフルレンジスピーカーに加え、低周波音を高めるパッシブラジエーターも搭載する。実用最大出力は1W、インピーダンスは4Ω。周波数特性は100Hz~20kHz。Bluetoothデバイスとのペアリング時には「ノスタルジックでどこか落ち着く景色を彷彿とさせる音」でペアリング完了を知らせるという。

  • 海辺が似合うフォルムだ

本体サイズはW160×D160×H140mm、重さは約320g。電源はUSB充電で、インタフェースはUSB Type-C。対応BluetoothプロファイルはA2DP、コーデックはSBC。バッテリ駆動時の再生時間は約2時間。

Makuakeのプロジェクトページでは、「テトラポッド好きな開発スタッフの独断専行から始まった企画」と紹介されている。開発スタッフは業務外の時間を使って企画を詰め、こだわりの形状や音質を実現するためモックアップの試作を続け、約3年かけて公開に至ったという。