NTT西日本と朝日放送グループホールディングスは3月23日、共同出資によりスポーツ映像配信分野における新会社「株式会社NTTSportict」(NTTスポルティクト、資本金1.5億円)を4月1日(予定)に設立すると発表した。

NTT西日本は、高品質で安定した通信ネットワークやICT技術、朝日放送グループHDは長年培ってきたスポーツ映像制作技術を軸に、AIを実装したカメラによる自動撮影・自動配信について、他法人と共同で実証実験を行ってきた。

両社はこの実証実験を通じて培った知見と、実験に協力した多種多様なスポーツ関係者との議論を行った結果、低コストかつ容易にスポーツ映像を撮影する環境と、撮影した映像配信プラットフォームの構築を通じて、地方におけるスポーツ大会やアマチュアスポーツの発展に貢献できると確信したと設立理由をあげている。

新会社では、スポーツ観戦×ICTで新たなスポーツ観戦体験を提供し、地方で行われるスポーツ大会の魅力を世界に発信することで地方創生へと貢献するとしている。

具体的には、スポーツ映像ソリューション事業として、自動撮影・自動配信を実現するAIカメラを体育館、球技場、陸上競技場等のスポーツ施設に設置し、低コストかつ容易に撮影・映像配信が見込める環境を提供。

  • スポーツ映像ソリューション事業

また、スポーツ施設・団体への映像配信プラットフォーム提供事業として、スポーツ施設やスポーツ団体等に映像配信プラットフォームを提供し、施設・団体が、競技者や関係者等に映像を販売する仕組みを構築する。