Sambaチームは3月3日(米国時間)、「Samba 4.12.0 - Release Notes」において、Sambaの最新版となる「Samba 4.12.0」の公開を伝えた。このバージョンでは実行時に要求されるライブラリやソフトウェア、ビルド時に要求されるライブラリに変更が加えられており注意が必要。性能面では、外部の暗号ライブラリを使用するように変更したことでパフォーマンスが改善したことなどが注目される。

Samba 4.12.0の主な新機能や変更点、注意点などは次のとおり。

  • 実行要件としてPython 3.5が必要。1つ前のバージョンであるSamba 4.11ではPython 3.4が実行要件とされており、今回のバージョンでさらに新しいバージョンが必要となった
  • これまでSamba内部に持っていた暗号化コードを排除し、外部の暗号ライブラリを使用するように変更。GnuTLSをデフォルトの暗号プロバイダーとして使用している。結果的にコピー速度とパフォーマンスの大幅な向上が実現した。書き込み速度で3倍、読み込み速度で2.5倍のパフォーマンス向上が確認されている
  • ビルド要件としてzlibを要求するように変更
  • macOS Spotlight検索プロトコルのサポートを大幅に改善
  • 複数のFuzzingターゲットを追加
  • samba-toolを改善
  • Samba 4.12.0 - Release Notes

    Samba 4.12.0 - Release Notes

Sambaは、Windowsシステムのファイル交換やプリンタ共有などを実現するために使われることの多いソフトウェア。今回のバージョンは、暗号処理周りでパフォーマンスが向上した点が注目される。