米HPEは3月4日(現地時間、2エクサフロップの速さを誇る世界最速のエクサスケールスーパーコンピュータを米国エネルギー省(DOE)国家核安全保障局(NNSA)に提供すると発表した。現在、最速とされている既存のスーパーコンピュータの10倍に相当するという。

DOEローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)がEl Capitan(エルキャピタン)と命名した同スーパーコンピュータは、2023年初頭に提供を予定し、LLNLによる管理およびホストのもと、LLNL、サンディア国立研究所、ロスアラモス国立研究所の3つのNNSA所管の国立研究所に導入される。

El Capitan システムは米国の核備蓄をサポートするための高度なシミュレーションとモデリングを可能。信頼性とセキュリティを確保しており、DOEのEl CapitanはHPEのCray Shastaアーキテクチャを踏襲している。