フェリカネットワークスは2020年4月から、新たなポイントサービス「おサイフマイル」のトライアルを期間・人数限定で開始する。2月12日からは新アプリ「おサイフライフ+」を提供するとともに、おサイフマイルのトライアル参加募集を行う。Suica、楽天Edy、nanaco、WAONという電子マネーを使うとポイントが貯まるおサイフマイルによって、電子マネーの利用をさらに拡大していく考えだ。
新アプリの「おサイフライフ+」は、これまでフェリカネットワークスが提供してきた「ラッキータッチ」、「もらっトク!モール」、「レシータブル」、「かざしてお得」という各サービスに加えて、新サービスのおサイフマイルを管理できるポータルアプリという位置づけ。Android向けに提供し、おサイフケータイに登録した各電子マネーの残高表示、各サービスへの導線、キャンペーン告知などが提供される。
新たに追加される「おサイフマイル」は、各電子マネー(Suica、楽天Edy、nanaco、WAON)を使うたびに、100円につき「1マイル」が貯まるポイントサービス。各電子マネーの独自ポイントも貯まり、よくいう「ポイント二重取り」だ。貯まったマイルは、1,000マイル単位で100円分の電子マネーやポイントに交換可能。対象は、nanacoポイント、楽天Edy、JRE POINT、WAONポイント。
4月から、まずはトライアルとして最大1万人を募集してテストを実施する。募集期間は2月12日~3月10日。トライアル期間は4月1日から6月30日までの予定。
現時点で予定されている機能は、おサイフマイルとして電子マネーの利用100円につき1マイルが貯まるポイントサービスと、毎月の電子マネー利用数に応じて増加する獲得ボーナス。この2つのデータをもとに毎月、ユーザーランキングを出して特典マイルもプレゼントする。
ほか、電子マネーの利用ごとにミニゲームでポイントが得られるラッキータッチが、従来のおサイフケータイに加えて電子マネーカードにも対象を拡大。あらかじめ登録したnanacoカードやEdyカードなどを利用したのちに、カードをスマホにかざすと、その分のミニゲームができるようになる。フェリカネットワークスはこうした取り組みで、FeliCaを使った電子マネーのさらなる利用拡大・促進を狙う。