西日本電信電話(NTT西日本)は2月3日、SDN(Software Defined Networking)技術でLAN・WANの集中管理を実現し、ユーザー企業による最適なネットワークの柔軟な構築が期待できるというサービスとして、「フレッツ・SDx」を2020年4月から提供すると発表した。月額利用料は、フレッツ・SDx専用ルーター及びコントローラー利用料が5500円(税込)。なお、フレッツ光ネクストなどの契約・料金が別途必要。

  • サービスのイメージ

新サービスは、SDN技術を用いてLAN・WANをトータルでマネジメントするという、サブスクリプション型のサービス。合わせて、コントローラーの操作を代行するサービスも提供する。

管理運用機能では、ネットワークの集中管理、ネットワークの経路制御(ブレイクアウト)、機器の自動設定(ゼロタッチ)を提供する。

集中管理に関しては、オプションのL2スイッチや無線アクセスポイントの利用により、コントローラーで拠点のネットワーク環境につながる機器や構成情報の集中管理が可能という。

また、特定のアプリケーションをブレイクアウトさせることで、オフィスネットワーク内のトラフィック負荷を低減し、快適なオフィスのネットワーク環境が期待できるという。 また、ブレイクアウト時のセキュリティリスクに備えて、セキュリティ機能を標準装備する。

ゼロタッチに関しては、コントローラー上で専用ルーター、L2スイッチ、無線アクセスポイントを設定しておくことで、現地での設定作業が不要になるとのこと。

同サービスはサブスクリプション型のため、セキュリティ定義やブレイクアウトに用いるクラウドへの接続情報を、常に最新の状態で利用できるという。今後市場が求める新機能についても、順次提供していく予定としている。

また、IT担当者のニーズに応じて、専用ルーター、L2スイッチ、無線アクセスポイントの設置工事や、コントローラーでの設定代行を有償で提供。

通信品質に関しては、フレッツ 光ネクストのユーザー企業の拠点間でダイレクトな通信を実現することで、低遅延で安定したVPNの構築が可能になるという。