ビューソニックジャパンは、約1.77mの距離から100型の映像を投写できる、4K/HDR対応の短焦点DLPプロジェクター「X10-4K」を12月19日に発売する。価格はオープンで、店頭価格は税込16万円前後を見込む。

  • X10-4K

    X10-4K

4K(3,840×2,160ドット)解像度とHDR信号に対応。0.47型のDMDチップとレンズ(ズーム固定)を備え、投写できる画面サイズは30〜200型で、台形補正機能は垂直±40度に対応する。光学システムには高品質なガラスを使い、優れた画像品質を保証するという。映像再生用にフレーム補間技術を採用し、モーションブラーを低減する。

光源にはRGBB(赤、緑、青、青)のLED光源を使い、輝度と彩度を効率的に高める技術を採用。明るさは2,400ルーメンで、「2,000ANSIルーメンのランプベースのプロジェクターと同等の視覚体験を可能にする」という。光源寿命は最大30,000時間。Eye Protection機能により、レンズに物体が近づくと自動で投写光の電力を遮断する。

  • X10-4K

    前面

Harman Kardonのデュアルスピーカー(8W×2ch)を搭載して「映画やミュージックビデオ、ライブコンサートの視聴など、あらゆる場面で、劇場にいるような没入感のある、パワフルでクリアなサウンドを提供する」としている。

本体には2GBのメモリと16GBのストレージメモリ、4つのコアプロセッサを搭載し、5GHzのWi-FiとBluetooth機能も備える。iPhoneやAndroidスマートフォンの画面をミラーリングして投写できるほか、Bluetoothスピーカーとして動作することもできる。

  • X10-4K

    側面

HDMI 2.0とHDCP 2.2に対応したHDMI入力を2系統、映像入力にも対応したUSB Type-Cを1系統装備。USB Type-A端子も2系統備え、それぞれUSB 3.0とUSB 2.0に対応する。64GBまでのmicroSDメモリーカードに対応したmicroSDカードスロットを搭載。アナログ音声の入出力を各1系統、Ethernet端子×1、トリガー(12V)×1も備えている。

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    背面の入出力端子

消費電力は140W(標準)/0.5W以下(待機時)。3つの軸流ファンと最新のエアフロー設計により、効果的な放熱を追求。騒音レベルは標準で30dB、Silenceモードで26dB。

本体デザインにもこだわり、革と金属ボディでデザイン性を高めた。本体サイズは261×166×271mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約4.1kg。リモコンなどが付属する。

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    付属のリモコン