nixCraftは10月8日(米国時間)、「21 Examples To Make Sure Unix / Linux Configuration Files Are Free From Syntax Errors - nixCraft」において、LinuxやUNIX系オペレーティングシステム、*BSDなどでシステムやサーバの設定ファイルのシンタックスをチェックする方法を紹介した。
シンタックスのチェックはソフトウェアごとに方法が異なっている。記事では、よく使われているソフトウェアにおけるチェック方法を紹介している。
紹介されている主なチェック方法は次のとおり。
ソフトウェア | 設定ファイルチェック方法 |
---|---|
OpenSSH | sshd -t |
Apache | apache2 -t |
httpd -t | |
apachectl -t | |
apachectl -t | |
Nginx | nginx -t |
Lighttpd | lighttpd -t -f 設定ファイル |
BIND | named-checkconf 設定ファイル |
named-checkzone 名前 設定ファイル | |
Squid | squid -k check |
squid -k parse | |
MySQL | mysqld --verbose --help |
Postfix | postfix check |
postfix -vvv | |
Samba | testparm -v |
tcpd | tcpdchk |
tcpdchk -a | |
tcpdchk -d | |
tcpdchk -i 設定ファイル | |
tcpdchk -v | |
dhcpd | dhcpd -t |
dhcpd -T | |
vsftpd | vsftpd |
vsftpd -olisten=NO 設定ファイル | |
proftpd | proftpd -t -c 設定ファイル |
Nagios | nagios -v 設定ファイル |
Openntpd | ntpd -n |
Xorg | Xorg -configure |
syslogd | syslogd -f 設定ファイル -d |
rsyslogd -c4 -f 設定ファイル -N 1 | |
CUPS | cupsd -f -c 設定ファイル -t |
slapd | slapd -Tt |
varnishd | varnishd -C -f 設定ファイル |
exim | exim -bV |
exim -bt ユーザ名 | |
monit | monit -t |
Bash | bash -n スクリプト |
KSH | ksh -n スクリプト |
Perl | perl -c スクリプト |
perl -wc スクリプト | |
FreeBSD/OpenBSD/macOS pf | pfctl -nf 設定ファイル |
UNIX系オペレーティングシステムで動作するデーモンの多くは、設定ファイルを間違えると意図通りに動作しなかったり、そもそも起動しなかったりすることもある。設定ファイルの内容をチェックする統一された方法は存在しておらず、コマンドごとに個別の方法で処理を実行する必要がある。
記事は21個のサンプルとうたっているが、さらにいくつかのコマンドに関しても処理方法が掲載されている。また、取り上げられている方法はLinuxに限定されるものではなく、macOSや*BSDなどほかのUNIX系オペレーティングシステムでも利用できるものとなっている。