キヤノンは8月28日、EOS Rシリーズ用の標準ズームレンズ「RF24-70mm F2.8 L IS USM」と広角ズームレンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」を発表した。どちらも開放F2.8通しの“大三元ズーム”と呼ばれる大口径ズームレンズで、EFマウント版の同等クラスの交換レンズよりも同等以上の描写性能に仕上げた。予想実売価格は、RF24-70mm F2.8 L IS USMが税別27万5000円、RF15-35mm F2.8 L IS USMが税別27万5000円。発売はいずれも9月下旬の予定。
両レンズとも、このクラスのキヤノン純正レンズでは初めて、レンズ内の手ぶれ補正機構(最大5段分)を搭載したのが特徴。Nano USMのAFモーターを搭載しており、なめらかで高速なオートフォーカスで撮影できる。ほかのRFマウントレンズと同様に、先端部にコントロールリングを搭載しており、ISO感度や絞り値、シャッター速度などが変更可能。本体は防塵防滴構造で、レンズには汚れが付着しにくいフッ素コーティングも施している。
RF24-70mm F2.8 L IS USMの最短撮影距離は0.21m(24mm時)、0.38m(70mm時)。最大撮影倍率は0.30倍(32mm時)。フィルター径は82mm。最小全長は約125.7mm、最大径は約88.5mm、重さは約900g。
RF15-35mm F2.8 L IS USMの最短撮影距離は0.28m(ズーム全域)。最大撮影倍率は0.21倍(35mm時)。フィルター径は82mm。最小全長は約126.8mm、最大径は約88.5mm、重さは約840g。