タカラトミーアーツは、NTT東日本が監修した公衆電話のミニフィギュア「NTT東日本 公衆電話ガチャコレクション」を、カプセルトイとして販売する。全国のカプセル自販機で、11月中旬から1回300円で取り扱う。種類は全6種類。
公衆電話の使い方や認知向上に向けたプロジェクト商品。公衆電話は災害時の有効な通信手段として認知度が高まっているとして、タカラトミーアーツがNTT東日本監修のもとで商品化した。受話器のフックが上下したり、番号ボタンが押せたり、コイン返却口が開閉できたりと、細部が可動するのもポイントだ。
ラインナップは、MC-3P(アナログ公衆電話機)、DMC-7(ディジタル公衆電話機)、MC-D8(ディジタル公衆電話機)、新形赤電話機、デュエットホン、金色の公衆電話機の6種類。
携帯電話が普及する以前は、多くの人が自分専用の電話を持っておらず、外出先で連絡を取るには公衆電話が主な手段だった。携帯電話が普及するにつれ、駅や商業施設からの撤去が進み、街中で見かける機会も少なくなった公衆電話だが、NTT東日本では現在、災害時を含む通信手段確保のため、市街地では500m四方ほど、その他の区域では1km四方ほどを設置対象エリアとして、法令に基づいた基準に沿って公衆電話を設置しているという。