サーモスは7月11日、真空二重構造「真空エンクロージャー」を採用した「VECLOS ワイヤレス ポータブル スピーカー SPW-500WP」を発表した。発売予定は9月上旬で、価格はオープン。店頭予想価格は税別35,000円前後。

  • VECLOS ワイヤレス ポータブル スピーカー SPW-500WP

    VECLOS ワイヤレス ポータブル スピーカー SPW-500WP

VECLOSシリーズに搭載される「真空エンクロージャー」は、サーモスが魔法びんメーカーとして培ってきた真空技術を活かし、高い剛性によりクリアなサウンドを実現するを搭載した技術。

このたび発売される「SPW-500WP」では、Dirac Researchの音響特性を補正する技術「Dirac HD Sound」を採用。周波数特性だけでなくインパルス応答性も補正し、一体型スピーカーでは再現が難しかった音像定位や音の立ち上がりを改善し、クリアなサウンドを再現している。

  • 「Dirac Panorama Sound」を採用し、優れた臨場感を再現

    「Dirac Panorama Sound」を採用し、優れた臨場感を再現

さらに、同じくDirac Researchの技術である「Dirac Panorama Sound」を、AV機器として日本で初めて採用することで、左右の音が混ざることによるステレオ感の喪失を修復。音源制作者の意図通りの音像定位とステレオイメージを再現し、優れた臨場感を再現するという。

低音域は、小型スピーカーでも迫力のある低音を楽しめる機能「BEAT BLASTER」により、最適な音響バランスの倍音を付加し、音質を損なうことなく低域を増強してメリハリのある迫力感を実現している。

  • 左右のスピーカーボックスを分離し、左右の音の混在を防ぐ

    左右のスピーカーボックスを分離し、左右の音の混在を防ぐ

また、左右のスピーカーボックスを分離し、それぞれに高振幅のフルレンジスピーカーと低域増強用のパッシブラジエーターを搭載。これにより、内部の左右の音の混在を防いでそれぞれの音源を正確に再現するという。

連続約11時間ワイヤレス再生できるバッテリーを内蔵するほか、IPX5相当の防水性能により、アウトドアシーンでも急な降雨やバッテリー切れを気にせずに、音の広がりと圧倒的な臨場感の「スモールシアター」が楽しめる。また、ハンズフリー通話に対応し、ペアリングしたスマートフォンで電話をかける/電話を受ける/電話を切るといった操作が行える。

本体サイズは、W261×D72×H91mm、重さは約1.1kg。実用最大出力は8W+8Wで、使用スピーカーの直径は約40mm(フルレンジ×2)、通信方式はBluetooth 5.0+EDR。対応コーデックはSBC、AAC、aptX、対応コンテンツ保護はSCMS-T 方式。