人気野球ゲームシリーズの最新作『プロ野球スピリッツ 2019』(PS4・PS Vita/7月18日発売)の初お披露目となる開幕式が25日、都内で行われ、プロ野球解説者の赤星憲広氏と里崎智也氏が出席した。
4年ぶりとなる今作はPS4で初のリリースとなり、プロ野球の「リアル」をさらに追求。「魂を呼び覚ませ。」をキャッチコピーに、選手たちの見た目やフォームはもちろんのこと、思考までをも再現した。前作までの小宮山悟氏、仁志敏久氏に加え、赤星氏と里崎氏がゲーム中の解説者として新たに起用された。
赤星氏は、「あまりにリアルすぎて、ゲームを見ているというよりも、普通の野球中継を見ているんじゃないかと思うくらい本当に細かいところまで作られています。本当にすごい出来栄えだと感じました」と感想を伝え、里崎氏も、「プレーのリアルさもですが、プレー以外の選手たちのクセ。よくそこまで見てるなというね」「マウンド立っているだけで、背番号見なくても誰かすぐわかりますね」と細部にわたる再現性の高さに驚いた様子。
また、自身の解説については、「思ったより棒読みじゃなくて、ちゃんとできてるなと思いましたね」「放送のまんまという出来だったので、自分で言うことじゃないですけどよかったなと。(満足度は)かなり高いです」「アドリブの解説もめちゃくちゃ入ってます」と自画自賛の里崎氏。赤星氏は、「里崎くんはすごい。いつもと一緒」と褒め、「その点、僕はちょっと素人感が出ているのかな」と謙遜しつつ、「まさか野球辞めてから、解説でゲームに出られるなんて正直思ってなかったので、良い記念になりました」と嬉しそうに話した。
イベント後の囲み取材では、再びゲーム中の解説の話題に。赤星氏は、「いつもやらせてもらっている仕事の延長線だと思ってやるつもりだったんですけど、ちょっと今までとは勝手が違って。結構、緊張しました」と収録を振り返り、「実際にやっている時に、『もうちょっとこうしてください』とは結構言われました」「自分的には不完全燃焼で終わった」と苦笑い。
一方の里崎氏は、「めちゃくちゃいい感じでできましたね。めちゃくちゃ満足です。解説の時もそうですけど、自分で聞くことはあまりないじゃないですか? 今回収録したコメントも今日初めて聞いたんですけど、結構イケてますね」と手応え十分なようで、「アドリブが本当に僕は良いと思うので、その聞き所を逃さずに聞いてもらいたいですね」とアピールしていた。