ベンキュージャパンは4月26日、ホームプロジェクターの新製品として、DCI-P3カバー率100％を実現した4K UHD HDR対応の「HT5550」を発表した。5月30日に販売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税込340,000円前後。
-
4K UHD HDRプロジェクター「HT5550」
HT5550は、ホームシアター向けプロジェクターのハイエンド機。米国の映画制作会社で構成される業界団体Digital Cinema Initiatives(DCI)で定められたデジタルシネマ規格「DCI-P3」を100%カバー。広く正確な色を実現し、本物の映画のような品質で映像を再現するという。
解像度は1フレームあたり830万画素の4K UHD 3,840×2160。HDR10に加え、BBCとNHKが共同開発した高ダイナミックレンジ(HDR)規格「HLG」もサポートする。
-
本体カラーはブラック
レンズは1.6倍光学ズームおよび縦横型レンズシフトを活用し、近距離投影での大画面を実現。11枚ガラスレンズとBenQ 4K光学システムで色収差を最小限に抑え、自然な透明感を生みだすという。
本体は防塵マットデザインで、逆光や光漏れを防ぐパターン化されたレンズリング、落下する埃が集まるのを防ぐ防塵レンズフード、冷却システムからの埃を排除する防塵垂直ルーバーを備えるなど、AVルームへの設置に適した設計となっている。
主な仕様は、コントラスト比が100,000：1、アスペクト比が16：9、対応解像度がVGA（640x480）～4K UHD（3840x2160）、カラー方式がNTSC PAL / SECAM、輝度が1,800ルーメン。投写サイズは60型～300型、60型時の投写距離は約1.8～2.9m、ズームは1.6倍。映像入力インタフェースはHDMI端子×2。出力インタフェースはオーディオミニジャック×1、SPDIF音声端子。
本体サイズはW492×D349×H168mm、重量は約6.5kg。
-
「HT5550」背面
