リコーは、同社複合機のタッチパネルを指でなぞるだけでマスキング可能な「RICOH カンタンマスキングアプリ」を4月19日より発売する。1複合機あたり1ライセンス(アプリ)の税別価格は10万円。

RICOH カンタンマスキングアプリ(リコー公式<a href="https://www.ricoh.co.jp/software/kantan-masking-app/" target="_blank">Webサイト内</a>)より

RICOH カンタンマスキングアプリ(リコー公式Webサイト内)より

個人情報はもちろん、企業のデスクワークには競業避止義務に関わるような社内機密など多くの情報が集中する。コピーする重要なデータに記載してあるこれら情報を一枚一枚油性ペンで黒塗りするのは一苦労だ。

リコーが発売する「RICOH カンタンマスキングアプリ」は、同社複合機の対応機種のタッチパネル上で指でなぞって黒/白のマスキングが可能になる。手動以外にも大量のコピーを要する定型帳票のような場合には事前にフォームに登録してボタンを押すだけで黒塗り/白塗りができる。また、2019年夏頃にはマスキング後のPDFファイル出力への対応も予定している。

  • 「RICOH カンタンマスキングアプリ」概要

    「RICOH カンタンマスキングアプリ」概要

同社では、金融機関や公共機関をはじめ、本人確認のための運転免許証、マイナンバーカード、住民票。弁護士事務所や司法書士事務所の裁判書類、製造業における図面や作業指示書などを例に、マジックペンやマスキングテープによる作業の負荷が大きいこと、またミスがあった場合の重大性を製品開発の背景に挙げている。