2018年9月に発売されたハンディクリーナーのシャークニンジャ「EVOPOWER(エヴォパワー)」、スペシャルな限定モデルが発表となりました。

  • EVOPOWER W30特別限定モデル

    臥牛窯とコラボモデル「EVOPOWER(エヴォパワー)W30」、一見すると掃除機とは思えませんね

長崎県無形文化財に指定されている窯元「臥牛窯」とコラボし、本体に手描きで一台ずつ春夏秋冬が表現された4モデル。気になる価格は、既存モデルのW30と同じで22,680円(税込、公式オンラインストア価格)。それぞれ12台ずつ、48台限定で発売されます。

抽選で当たった人だけが買える

EVOPOWERは、スリムながらパワフルなハンディクリーナーで、2018年9月に発売されてから好調な売れ行きを維持しています。その理由は「手軽さ」「スタイリッシュなデザイン」「パワフルな吸引力」です。

  • EVOPOWER W30

    EVOPOWERシリーズ。カラーは5種類

  • EVOPOWER W30

    隙間用ノズル、マルチノズル、ふとん用ノズル付属

  • EVOPOWER W30

    ゴミは簡単に捨てられます

  • EVOPOWER W30

    バッテリーは交換できます

  • EVOPOWER W30

    このように立てかけて収納できます

  • EVOPOWER W30特別限定モデル

    今回の限定コラボモデル

EVOPOWERシリーズのラインナップは2モデルで、リチウムイオンバッテリーが1個付属するW20と、2個付属するW30。カラーはW20がブラックのみで、W30がグレイ、シルバー、ライムストーン、ブロンズの4種類。公式オンラインストア価格(税込)はW20が17,820円、W30は22,680円です。

今回の限定モデルがコラボした臥牛窯は、400年続く老舗の窯元。濡れている柔らかい状態の素地の上に、一本の筆と化粧土だけで絵柄をつける刷毛目技法の「現川焼(うつつがわやき)」が有名です。

  • 素朴で繊細な器の数々。陶器ですが、磁器のような強さがあり、電子レンジや食洗機にも対応しています

限定コラボモデル(W30)には、1台ずつ十四代・横石臥牛さんが絵付けしています。もちろん、クリーナーは陶器ではないので制作する工程は少し異なりますが、伝統の技法によって、W30に合わせて「春」「夏」「秋」「冬」の4種類がお披露目されました。一台ずつ手で描いてあるため、同じものはありません。

  • EVOPOWER W30特別限定モデル

    春夏秋冬、それぞれ12台ずつの限定品

  • EVOPOWER W30特別限定モデル

    桐の箱に入れて届けられます

貴重なモデルですが、価格は据え置きで22,680円(税込)で発売とのこと。ただし、それぞれ12台ずつで48台の限定販売(応募多数の場合は抽選)。抽選の申し込みはシャークのWebサイトで行われ、2月28日まで受け付けています。抽選の結果は、3月上旬に同サイト上で発表される予定です。

「本来であれば、1台10万円~20万円の価格でもおかしくない作品ですが、クリーナーは掃除をする道具。美しいデザインのクリーナーで気持ち良く掃除してほしかったため、手の届く価格にしたかったのです」と、シャークニンジャのゴードン・トム社長は語りました。

  • シャークニンジャのゴードン・トム社長

    シャークニンジャのゴードン・トム社長

限定モデルの表面はコーティングしており、一般的なハンディクリーナーの使い方であれば剥がれることはないとのことです。

絵の具選びから始まった異素材への絵付け

今回、臥牛窯の工房を訪れて、横石臥牛さんの刷毛目技法を見ることができました。濡れている柔らかい状態の素地をさらに濡らし、一刷毛目と絵付けをしていきます。ていねいに一つずつ時間をかけて作られていることを実感しました。

  • 臥牛窯

    臥牛窯の工房

  • 臥牛窯

    一つずつ、ていねいに行われる絵付け

  • 臥牛窯

    やわらかい素地をさらに濡らす、独特な技法

  • 臥牛窯

    指を使って表現する技法。華やかさがあります

横石臥牛さんは、「陶芸の世界は現在、大変厳しい状況です。有名な窯元でも廃業しているところがあり、困難を極めています。どうやって技術やものづくりを次の世代に伝えていくのかを考えていたところ、シャークニンジャから声をかけていただき、とても感謝しています」と話します。

  • 十四代目の横石臥牛さん

    この道40年、十四代目の横石臥牛さん

「異素材に絵付けをするのは、まったくの手探りで、さまざまな方からたくさんの知恵を借りて試行錯誤して、完成することができました。プラモデルの塗装に使うような絵の具なども使いながら、重層的に描き込んでいます」(横石臥牛さん)。

  • 横石臥牛さんとゴードン・トム社長

    横石臥牛さん(左)とゴードン・トム社長(右)

最後にゴードン・トム社長は「最初の試作品は『春』の1台で、それだけの予定でしたが、試作品は期待以上の完成度で、本当にすばらしく、春夏秋冬を作ることに決めました。シャークは20年ほどの歴史ですが、何百年の歴史をもつ窯元とのコラボは本当に光栄です」と笑顔で語りました。