Dynabookは17日、同社ノートPC「dynabook」シリーズ30周年を記念した13.3型ノートPC「dynabook G」を発表した。1月24日から順次販売開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別140,000円前後から。
dynabookシリーズは1989年6月にシリーズ初代モデル「DynaBook J-3100SS」が発表されて、2019年で30周年を迎える。今回発表された「dynabook G」シリーズは同シリーズの30周年記念モデルで、同社が2019年1月1日にそれまでの東芝クライアントソリューションから(シャープ傘下の)Dynabookへと社名を変更してから初の新シリーズとなる。CES 2019のシャープブースでも展示された。
dynabook Gの特徴は「軽さ」と「長時間駆動」だ。重さは13.3型ノートPCながら1kgを大幅に切り、エントリー~ミドルレンジモデルで約779g、最上位モデルで約859gを実現した。また、バッテリ駆動時間は最長19時間(JEITA 2.0)となる。
dynabook Gの開発にあたっては、本体の重量を軽くするため、フットプリントの小型化が図られたほか、内蔵するパーツの軽量化も行われた。
例えば、同社の13.3型ノート「dynabook U63」と比べてマザーボードを20%小型化したり、同社の12.5型ノート「dynabook V」と比べて面積と重さを半減した顔認証対応HDカメラを新搭載したりした。搭載するオンキヨー製スピーカーも小型化したほか、キーボードもdynabook Vと比べ10%軽くなっている。
本体にはPower Delivery(PD)対応のUSB Type-Cポートを搭載し、定格7.5W以上のPDアダプタであれば本体を充電できる。出力が45W以上であれば同梱アダプタと同等の速度で充電できるが、45W未満の場合は同梱アダプタより充電速度は遅くなる。
店頭モデルのラインナップは「dynabook G5」「dynabook G6」「dynabook G7」「dynabook G8」の4種類。
dynabook G8
最上位モデル「dynabook G8」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8550U(1.80GHz)、メモリが8GB、ストレージが512GB SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド(1,920×1,080ドット)など。
通信インタフェースはギガビット準拠の有線LAN、IEEE802.11ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.2。主なインタフェースはUSB 3.1 Gen1 Type-C×1、USB 3.0×2、HDMI×1、microSDカードスロットなど。
バッテリ駆動時間は約19時間。本体サイズはW308.8×D211.6×H17.9mm、重さは約859g。店頭予想価格は税別200,000円前後。カラーはオニキスブルーのみ。
dynabook G7
上位モデル「dynabook G7」の主な仕様は、上記のG8とほぼ同等だが、ストレージが256GB SSDに変更される。店頭予想価格は税別180,000円台半ば。カラーはオニキスブルーのみ。
dynabook G6
ミドルレンジモデル「dynabook G5」は、G8からCPUがIntel Core i5-8250U(1.60GHz)に、メモリが4GBに変更される。また、重さが約779gとなる。店頭予想価格は税別160,000円前後。カラーはオニキスブルーとパールホワイトの2色。
dynabook G5
エントリーモデル「dynabook G5」は、上記のG6からCPUがIntel Core i3-8130U(2.20GHz)に、ストレージが128GB SSDに変更される。店頭予想価格は税別140,000円前後。カラーはオニキスブルーのみ。