クリエイティブメディアは1月15日、「Super X-Fi」(※)技術に対応したワイヤレスヘッドホン、ヘッドセット、USBヘッドホンアンプを発表した。
※Super X-Fiは、1台のヘッドホンでマルチスピーカーによるサラウンドシステムの音場を再現するための技術。まず、スマートフォンで顔と両耳の写真を撮影し、無料Androidアプリ「SXFI APP」に登録する(iOS版も提供予定)。アプリに登録した写真から、AIが個人の頭や耳の形をスキャン。アプリで作成したパーソナルデータを、スマートフォンやPCを使って、Super X-Fi対応ヘッドホンやヘッドホンアンプに保存することで、個人の特徴に合わせてカスタマイズされたリスニング体験が可能だという。
Creative SXFI AIR
Creative SXFI AIRは、Super X-Fi技術に対応したワイヤレスヘッドホン。本体にUSB Type-Cポートや3.5mmジャックを備えており、USBケーブルや3.5mmオーディオケーブルを使った接続も可能だ。
ブラックとホワイトの2色を用意。2月中旬に発売する(ホワイトの発売日は未定)。価格はオープンで、クリエイティブストアでの価格は17,800円(税別)。
カスタムチューニングを施した50mmのネオジムドライバーを内蔵。イヤーパッドは通気性のあるメッシュで覆われており、快適な装着感を実現した。イヤーカップ部のRGBリングは、専用アプリ「SXFI AIR Control」から発光パターンや色をカスタマイズ可能だ。
microSDメモリーカードスロットを備えており、ヘッドホン単体でも音楽を再生できる。左イヤーカップには、曲の再生や停止などが行えるタッチセンサーを用意した。バッテリ容量は1,300mAhで、連続再生時間は最大10時間。着脱可能なナノブームマイク(ゲーミング用マイク)も同梱する。
対応デバイスはiOSスマートフォン、Androidスマートフォン、Windows PC、macOS、PS4、Nintendo Switch。Windows PCやMacとUSBで接続した場合は、5.1ch相当か7.1ch相当のバーチャルサラウンドでオーディオ再生する。
2019年1月15日現在、iOS版のSXFI APPがないため、iOSスマートフォンと接続する場合、事前にAndroidスマートフォンでSXFI APPを使い、パーソナルデータをCreative SXFI AIRに転送しないと、Super X-Fi技術は利用できない。
このほかの仕様は以下の通り。
- 周波数帯域: 20Hz~20KHz
- インピーダンス: 32Ω
- 音圧感度: 105dB/mW
- Bluetooth: 4.2
- コーデック: SBC
- 重さ: 約338g
Creative SXFI AIR C
Creative SXFI AIR Cは、Creative SXFI AIRの下位モデルにあたる製品。有線タイプのヘッドホンで、Creative SXFI AIRと異なり、Bluetooth機能、音楽プレーヤー機能、タッチコントロール機能などは備えていない。
Super X-Fi技術をサポートし、本体カラーはブラックのみ。1月下に発売する。価格はオープンで、クリエイティブストアでの価格は13,800円(税別)。Windows PC、またはMac向けで、スマートフォンとの接続は推奨されていない。
パッケージには着脱可能なClearCommsマイク(ゲーミング用マイク)も備える。重さは約318g。このほかの仕様はほぼ共通。
SXFI AMP
SXFI AMPは、Super X-Fi技術に対応したヘッドホンアンプ。1月下旬に発売する。価格はオープンで、クリエイティブストアでの価格は16,800円(税別)。SXFI APPで作成したパーソナルデータをSXFI AMPに保存しておけば、どんなイヤホンやヘッドホンを接続しても、Super X-Fi技術によるサラウンド体験が楽しめる。
カスタムUltra DSPチップ「Super X-Fi UltraDSP」とハイエンドDAC「AKM AK4377」を搭載。データ伝送を正確に行うとしている。
本体はアルミ製で、USB Type-Cポートと3.5mmヘッドホンジャックを備えた。本体サイズは約W17.5×D9.7×H67mm、重さは約15g。対応OSはWindows 10、Mac OS 10.13以降、Linux、Android 7.0以降。PlayStation 4やNintendo Switchでも使用可能だ。