Apple Watch Series 4に新しく追加された機能に「転倒検出」があります。ひどく転んだり階段から落ちたりした際にApple Watchがそれを検知し、必要に応じて自動的に救助を呼んでくれる機能です。いざという時のために、使い方を知っておきましょう。

転倒検出機能とは

Apple Watch Series 4の転倒検出は、内蔵された加速度センサーとジャイロスコープが転倒や落下の動きを検知すると機能します。アラートを表示した後、着用者が1分間動かなければ警告音を鳴らしたり、緊急電話をかける仕組みになっています。

  • 転倒した時の表示。画像は英語版ですが、watchOSを日本語で使用していれば日本語で表示されます

注意! 65歳以下はオフになっています

この機能は、ユーザーが65歳以下の場合はオフの設定になっています。利用したい場合は下記の手順でオンにしましょう。

  • iPhoneの「Watch」アプリ→「マイウォッチ」の「緊急SOS」→「転倒検出」をオンに

  • オンにする際、このような注意が表示されます。スポーツなどで激しい動きや衝突をする場合に誤って転倒が検知されることがあるので、ご注意ください

転倒した場合の使い方

転倒検知機能は次のように動作します。

  • Apple Watchが転倒を検出した場合、このような機能が働きます

※メディカルIDはiPhoneの「ヘルスケア」で登録することができます。万一に備え、自分の情報や緊急連絡先を登録しておきましょう。

  • メディカルIDを編集するには、iPhoneの「ヘルスケア」→下の「メディカルID」→上の「編集」の順でタップ

手動で警察や救急車を呼ぶ方法

転倒ではなくても、何らかの緊急事態でSOSを呼びたい場面に直面するかもしれません。その場合は、Apple Watchのサイドボタンを押し続けると緊急通報へ発信することが可能です。この機能はSeries 4以外でも共通です。

  • サイドボタンを押し続けると電源オフの表示が出ます。さらにそのまま押し続けると警告音が鳴り、5秒間のカウントダウンの後に緊急通報へ発信

警告音はかなり大きな音で鳴るので、周囲に助けを呼ぶ意味でも効果的だと思われます。