リコーイメージングは10月25日、高い防水性能と耐落下衝撃性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「RICOH WG-60」を発表した。ブラックとレッドの2色を用意。価格はオープンで、店頭予想価格は35,000円前後(税込)。
IPX8の防水性能と、IP6Xの防塵性能を備える。水深14mで連続2時間の水中撮影が可能なほか、高さ1.6mからの耐落下衝撃性能、100kgfまでの重さに耐える耐荷重性能、-10℃までの耐寒性能を持つ。耐久性が高いため、アウトドアなどの過酷な環境での撮影に最適としている。
撮像素子は、1/2.3型裏面照射型CMOSイメージセンサーで、有効画素数は約1,600万画素。複数枚の画像を撮影したあとに合成してぶれの少ない画像を作る「手持ち夜景モード」などを搭載している。
レンズは、焦点距離約5~25mm(35mm判換算約28~140mm)の光学5倍ズーム。レンズ構成は9群11枚(非球面レンズ5枚)で、開放F値がF3.5(W端)~F5.5(T端)。最短撮影距離は1cmで、感度はISO125~ISO6400の範囲。最大1,920×1,080ドット/30fpsでの動画撮影にも対応する。
ディスプレイには、約23万画素の2.7型液晶を搭載。外光の反射を抑えて映り込みを減らすAR(Anti-Reflection)コートを施している。使用環境に応じて明るさを簡単に調整できる「アウトドアモニター機能」を備えた。
レンズ周りに配置された6灯のLEDを装備し、補助光として使える。この補助光は撮影モードにも活用され、人物の顔がフレーム内に収まっているかをLEDで確認する「自分撮りアシスト機能」、被写体を大きく拡大して撮影する「デジタル顕微鏡モード」、撮影の瞬間に各LEDの光量をアップしてより高速なシャッタースピードで撮影する「瞬間輝度アップ機能」などがある。ほか、水中撮影時に失われがちな赤系の色を美しく再現する「マーメードモード」「マーメードムービーモード」なども搭載。
記録メディアは内蔵メモリ(約68MB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能。電源はリチウムイオンバッテリ「D-LI 92」を用い、電池寿命は静止画が約300枚、再生時間が約260分。本体サイズは約W122.5×D29.5×H61.5mm、重さは約193g(電池、SDメモリーカード含む)。