バッファローは10月17日、家庭用のWi-Fi製品ブランド「AirStation connect」の新製品として、新デザインのメッシュルーター「WRM-D2133HP」を発表した。専用中継機1台がセットになったスターターキット「WRM-D2133HP/E1S」も用意する。価格は、WRM-D2133HPが21,000円(税別)、WRM-D2133HP/E1Sは31,000円(税別)。発売は11月上旬より順次。

インテリアにマッチするデザインの「WRM-D2133HP」

WRM-D2133HPは、IEEE802.11ac 4×4のデュアルバンド接続対応のWi-Fiルーター。AirStation connectは、Wi-Fiルーター(親機)と専用中継機が相互につながり合い、宅内の隅々までWi-Fiネットワークが広がる「メッシュネットワーク」対応の製品ブランド。今回発表したWRM-D2133HPは、シリーズのスタンダードモデルに位置づけられる。新デザインの縦型ボディを採用し、省スペースで設置できるようにした。

  • メッシュネットワークに対応した「AirStation connect WRM-D2133HP」

最大通信速度は1,733Mbpsで、5GHz帯で2本、5GHz/2.4GHz共用で2本のアンテナを内蔵。合計4本のアンテナとビームフォーミング機能により、スマートフォンやタブレットなどの端末に対して安定感のある通信環境を提供する。IPv6にも対応するので、アクセス集中による影響も少ない。

iOSとAndroid用の専用アプリ「connect」もバージョンアップし、ユーザー管理によるキッズタイマー設定機能を追加している。この機能は、ユーザー単位でグループを作成し、ユーザーと接続機器を紐づけて通信可能時間をユーザーごとに設定できるというもの。ネットワークに接続されている機器の状態確認や設定などの機能は継承する。

インタフェースはGigabit Ethernet有線LANポート×3基、WANポート×1基。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(TKIP / AES mixed)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も利用可能。最大登録許可台数は64台。本体サイズはW90×D125×H175mm、重量は約745g。対応OSはWindows 7 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8以降、Android 4.0以降、iOS 6以降。

  • 円筒形の新デザインを採用する

  • 端子類は背面に装備する

  • 上部にインジケーターやAOSSボタンを配置

  • 底面に設定情報が記載されている

中継機のセットモデルも用意

WRM-D2133HP/E1Sは、WRM-D2133HPと専用の中継機「WEM-1266」1台がセットになったスターターキット。3LDK(~90平方メートル)の住居での使用を想定しており、宅内の隅々まで快適なWi-Fi環境を構築できる。通信エリアを広げたいときは、WEM-1266を追加することで対応可能。WEM-1266は単体でも発売しており、価格は12,000円(税別)。

最大通信速度は866Mbps。インタフェースはGigabit Ethernet有線LANポート×1基。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(TKIP / AES mixed)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も利用可能。

本体サイズはW130×D73×H126mm、重量は約200g。対応OSはWindows 7 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8以降、Android 2.2以降、iOS 5以降。

  • 円盤形の中継機「WEM-1266」(右)とのセットモデルも用意する