セラクは、同社が提供する農業向けクラウドサービス「みどりクラウド」利用者向けに、蓄積してきた圃場環境のビッグデータとAIを活用したデータ解析サービスの提供を15日より開始することを発表した。
「農業データ分析サービス」(有料)は同社の農業IoTサービス「みどりクラウド」契約者農業生産者向けに提供するもので、AIやデータサイエンティストによる分析により圃場ごとに異なる収穫時期や収量、品質や病害虫発生などを予測した圃場環境管理を実現する。
農業IoTサービス「みどりクラウド」は温度、湿度、日射量、CO2濃度、土壌水分、カメラなどのセンサーを搭載し手軽な設置も特長である「みどりボックス」、機器のデータをスマーフォンなどで閲覧することができる「みどりモニタ」、農作業の記録・管理が行える「みどりノート」などが利用できるクラウドサービスと扱いやすさも 考えられたIoTクラウド。
今回、これらのサービスに加えて、蓄積してきた圃場環境のデータを同社のデータサイエンティストが解析し、最適な栽培環境を実現するためのアドバイスを行うことになる。
セラクは、Iot機器を使ったサービスに力を入れており、2011年に「スマート洗面台」、2013年には「スマート野菜工場」などを発表してきた。そして、2015年農業用のモニタリングを行うクラウドサービス「みどりクラウド」を発表。「みどりクラウド」では今後、流通支援する「みどりマーケット」や、栽培予測や市場予測をするサービスの提供を予定しているなど更なるサービスの充実を図る。