NEC、ミドルレンジでもIPv6 / IPv4 over IPv6対応の無線LANルータ

NECプラットフォームズは10月4日、IPv6に対応した無線LANルータのスタンダードモデル2機種を発表した。ラインナップは、3ストリームの「Aterm WG1800HP4」と2ストリームの「Aterm WG1200HS3」で、10月11日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は、それぞれ9,000円弱、6,000円弱（いずれも税別）。

Aterm WG1800HP4

• Aterm WG1800HP4

Aterm WG1800HP4は3ストリームの無線LANルータで、同社の無線LANルータのなかではミドルレンジ製品となる。従来は上位モデルに搭載していた、IPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6接続機能を搭載。また、同社の独自技術「IPv6 High Speed」にも対応し、一般的なIPv6より高速な通信が行えるモデルとなっている。

このほか、無線の性能を向上させた「ハイパワーシステム」も採用し、通信の安定性も向上した。無線LAN規格はIEEE802.11acに準拠し、通信速度は最大1,300Mbps（5GHz帯時の規格値）。

セキュリティ機能は、マルチSSID、ネットワーク分離、MACアドレスフィルタ、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)など。

有線LANインタフェースは、WAN側が1000BASE-T対応ポート×1基、LAN側が1000BASE-T対応ポート×4基。本体サイズはW33×D110×H169.5mm、重量は約0.4kg。本体は親機のほか、子機、中継機としても使用できる。

Aterm WG1200HS3

• Aterm WG1200HS3

Aterm WG1200HS3は、2ストリームのミドルレンジモデル。ストリーム数を除く主な特徴は上記のWG1800HP4とほぼ同じで、Pv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6接続機能を備え、「ハイパワーシステム」も搭載している。無線LAN規格はIEEE802.11acに準拠し、通信速度は最大867Mbps（5GHz帯時の規格値）。

有線LANインタフェースは、WAN側が1000BASE-T対応ポート×1基、LAN側が1000BASE-T対応ポート×3基。本体サイズはW33×D97×H146mm、重量は約0.2kg。

なお、2018年6月に発表された、同社の無線LANルータ「Aterm WG2600HP3」「Aterm WG1900HP2」「Aterm WG1200HP3」3機種も、今後のファームウェア更新で独自技術「IPv6 High Speed」に対応する。ファームウェアのバージョンアップ情報は、10月15日に同社サイトで公開予定。