アイ・オー・データ機器は10月3日、屋内外で使えるネットワークカメラ3モデルを発表した。各機種の詳細は以下の通りで、全モデル10月中旬より発売する。

「TS-NA220W」は、IP65の防塵・防滴規格に準拠する有線LAN/無線LAN対応のネットワークカメラ。屋内外を問わず使用でき、ガレージ、玄関、庭などの見守りに最適な製品となっている。200万画素のCMOSセンサーを内蔵し、最大1,920×1,080ドット/30fpsでの撮影が可能。撮影範囲は水平約125度、垂直約69度と広い範囲をカバーする。対応フォーマットは動画がH.264、静止画がJPEG。

  • アイ・オー・データ機器が発表したネットワークカメラ。外観は3機種ともほぼ同じ

夜間でも撮影できるよう、レンズ周辺に赤外線LEDを搭載。周囲の明るさを検知し、自動で暗視モードに切り替える。カメラ本体にはマイクとスピーカーを内蔵しており、カメラ越しに相手へ話しかけることも可能。

  • 前面にスピーカーとマイクを内蔵し、ネットワーク越しに話かけられる

  • 付属のスタンドを使えば、さまざまな状態で設置できる

スマートフォン用アプリ「QwatchView」を使えば、外出先などからカメラの映像を確認したり、カメラの設定などが可能。動きを検知した場合、スマートフォンにプッシュで通知を送信したり、メールで知らせる機能も搭載する。

映像の録画も可能で、記録メディアとしてmicroSDXCメモリーカード(128GBまで)を使用できるほか、同社のNAS「LAN DISK」への録画にも対応する。複数台の同時モニタリングが可能なPC用アプリ「Qwatch Monitor」も用意されている。

インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。同時接続数は2台まで。本体サイズは約W65×D49×H110mm(突起部、スタンド、防水キャップを除く)、重量は160g(本体のみ)。対応OSはWindows 7/8.1/10、Mac OS X 10.9~10.11、Android4.4~8.0、iOS 9~11。希望小売価格は33,300円(税別)。

「TS-NA220」は、LANケーブルから給電できるPoE給電対応の有線LANモデル。使用する場合は、別途PoEインジェクターや、PoE給電対応のスイッチなどと組み合わせる必要がある。そのほかの仕様はTS-NA220Wとほぼ共通。希望小売価格は33,300円(税別)。

「TS-NS210」は、屋内での使用を想定したモデル。防塵・防滴には非対応で、無線LAN機能も搭載しない。PoE給電に対応するなど、そのほかの仕様はTS-NA220とほぼ共通。希望小売価格は27,700円(税別)。