パナソニックは8月23日、コンパクトデジカメの新製品「LUMIX FT7」(DC-FT7)を発表した。耐衝撃性能や防水性能を備えるタフネスモデルで、シリーズで初めてEVF(電子ビューファインダー)を搭載したのが特徴。雪が積もる冬のスキー場など、背面液晶が見づらくなる状況でも確実にフレーミングして撮影できることを訴求する。
価格はオープンで、予想実売価格は税別55,000円前後。発売は10月18日の予定。ボディカラーはオレンジとブラックの2色を用意する。
2013年2月に発売した「LUMIX FT5」の後継モデル。FTシリーズのタフネスデジカメは、FT5の販売終了以来しばらくラインアップから外れていたが、数年ぶりの復活となった。
改良のポイントは、背面に117万ドットのEVFを搭載したこと。視度補正ダイヤルも搭載しており、視力にかかわらず鮮明に見えるようにした。背面液晶も、従来の46万ドットから104万ドットに高精細化し、見やすさを高めた。
タフネス性能も高めた。防水性能は最大31mまで対応し、本体のみで本格的なダイビングの撮影ができる(FT5は13m)。耐衝撃は2m、耐荷重は100kgf、耐低温は-10度。防塵性能も備える。
動画は、新たに4K/30p画質の撮影に対応(撮影時間は最大29分59秒)。秒30コマの4K PHOTOやフォーカスセレクトも備える。撮像素子は有効2040万画素の1/2.3型高感度MOSセンサーで、レンズは35mm判換算で28~128mmをカバーする光学4.6倍ズーム。
内蔵バッテリーは、新たにUSB経由の充電に対応。バッテリー撮影枚数は液晶モニター使用時が約300枚、EVF使用時が約250枚。本体サイズはW116.7×H76.1×D37.3mm、重さは約319g。